郵政事業の民営化に関する法案が、今日の参議院本会議で賛成108、反対125で否決され、郵政民営化を目指してきた小泉純一郎総理大臣はその後の臨時閣議で衆議院の解散を表明した。
先月衆議院で可決されたとき(id:m-shima:20050705参照)も賛成票と反対票の差がわずか5票だったうえ自民党内の民営化反対派議員の抵抗が根強いだけに、参議院での否決は少なくとも避けられないとは思っていたけど、案の定大方の予想通りだったように感じた。それにしても小泉総理はそこまで郵政事業の民営化にこだわる必要があるのかねぇ…。かといって現在の郵政公社からかつての「郵政省」に戻ってもどうかと…。
…今月30日に公示され、来月11日に投票が予定される総選挙の動向にも関わるだけに、この国の今後を占う意味でも国民は今後の政局を鋭く見守る必要があるように思う。今回の郵政民営化をめぐり賛成か反対かの選択に悩み、自らその命を絶った永岡洋治議員の死を無駄にしないためにも…。
