トヨタ自動車は、アメリカのゼネラルモーターズ(GM)が20%強を保有する富士重工の株式のうち40%を購入する方針を明らかにしたそうだ。
平成11年にGMと提携を交わし、同社と提携関係を持ついすゞ自動車やスズキと共にGMグループのアジアにおける重要なポジションにあった富士重工ではあるが、筆頭株主であるGMの業績がここ数年伸び悩んでおり、富士重工にも影響が及んでいた。…そこでGMは経営の建て直しを図るべく保有する発行済み株式の売却を決めたようだ。
富士重工のトヨタとの具体的な提携内容については未定ではあるが、水平対抗エンジンやハイブリッドカー技術が軸となりそう。
富士重工というと昭和43年から30年間、日産自動車と提携関係にあったのは有名*1だけど、まさかトヨタと提携を組もうというのには、現状ではまだいまひとつピンとこない。
*1:その昔スバルの工場でチェリーやパルサーが生産されていたそうで、現在でもスバル車には日産系部品メーカーの部品が少なからず用いられている。