正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

レクサス日本導入から1年を経て

去年鳴り物入りで日本に導入されたトヨタのプレミアムブランド・レクサス。そんなレクサスが日本での発売から1年が過ぎたけど、その販売台数は思ったより伸びていないのだそうだとか。

レクサスの販売低迷の大きな要因としては、メルセデス・ベンツをはじめとしたレクサスと競合する高級輸入車に対するアドバンテージの少なさや車輌価格が車の内容に対し高価すぎる*1ということも関係している。…世界一をも射程圏内に納めつつある日本を代表するトップメーカー・トヨタが欧米での販売実績を手土産に満を持して日本に導入したレクサスではあるけど、まだ「トヨタ車の延長線」というイメージが残っているように思えるようだ。

来月にはセルシオの後継モデルといえるフラッグシップ・LSが新型にモデルチェンジされるだけに、「微笑むプレミアム」の真価が問われるといっても過言ではない。

…一方、国内の主要メーカーでもレクサスに対抗すべく再来年あたりを目途に日産が「インフィニティ」、ホンダが「アキュラ」の日本導入を計画しているようだけど、両社のプレミアムブランド導入にはまだ時期尚早な感がある。

というのも両社ともレクサスに対抗できる高級車*2が用意されているけど、これらの車種がプレミアムブランドに移行するとクラウンという大看板を擁するトヨタに対する日産・ホンダのラインナップ弱体化に繋がらないかという危機感があるからだ。それだけに日産やホンダには迂闊なレクサスの後追いをせず、国内では現有ブランドでレクサスに対抗できる車を開発すべきだと思う。

*1:ISはマークX、GSはクラウンがベース

*2:日産はフーガやスカイライン、ホンダはレジェンド