今月22日に投開票される長崎市長選挙に立候補していた伊藤一長市長が暴力団幹部に拳銃で撃たれ亡くなった事を受け、後継候補として伊藤市長の長女の夫で、西日本新聞社記者の横尾誠氏が立候補を表明した。
横尾氏は大阪府出身で、同志社大学を卒業後の平成3年に西日本新聞社に入社。現在は東京支社報道部に所属していると言う。横尾氏は記者会見で「長崎が好きだと言ってがんばっていた人がこんな仕打ちにあった。その思いを引き継ぎたい」とコメントした。
…今回の事件は、逮捕された暴力団幹部が長崎市との交通トラブルを巡る怨恨が主な犯行動機とされるけど、憲法で保障されている「言論の自由」を武力によって潰しに掛かるというテロ行為とも取れるような短絡的かつ確信犯的な犯行が罷り通るようになっては、社会そのものが狂い始めつつあるように思えてならない。…ましてや同じ日にアメリカのバージニア工科大学でも、同校に通う男子学生が拳銃を乱射し、32名も射殺するという痛ましい事件が起きただけに尚更だ。
