正臣のガレーヂ日記

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参議院選挙、民主党が第1党に躍進

安倍内閣発足後初めての国政選挙となった第21回参議院議員選挙は昨日投開票が行われ、自民党は獲得議席が37議席に止まり、平成元年の参院選以来の歴史的な大敗を喫した。その一方で民主党が60議席を獲得し参議院第1党に躍進したことにより、参議院での自民・公明の与党は過半数を割り、与野党が逆転する結果となった。

年金記録不備問題をはじめ、相次ぐ閣僚の失言や「政治と金」の問題など、これらに対する安倍晋三総理大臣の危機感に欠いた対応が安倍内閣に対しての複合的な政権不信を広げ、今回の選挙に大きく反映されたといえる。その顕著な例が「1人区」での大敗といえる。

今回の選挙において、与野党共に勝敗の鍵を握る「天王山」と位置づけるほど重要視された改選数1の29選挙区で、自民党が6議席に止まった一方で民主党が17議席を獲得。特に岡山県選挙区では、自民党現職の片山虎之助参院幹事長が民主党新人の姫井由美子氏に敗れるという大番狂わせとなった。

…また、今回の選挙の最終投票率は58.64%で、平成16年の前回を2.07ポイント上回った。

今回の選挙はこれまで自民党が強固な政治基盤を築いてきた石川県選挙区でも、民主党新人の一川保夫氏が27万2366表を獲得し、自民党新人の矢田富郎氏を4811票差をつけて初当選を果たした。…今回の参院選の結果を受け、様々な問題が山積する今後の国政にどのような動きが現れるのだろうか。