今回のニューモデル紹介日記は、ホンダの看板コンパクトハッチバック・新型フィットを紹介したい。
平成13年の初代モデル発売以来、ホンダの主力車種の一翼を担うフィット。発売2年目には販売台数トップセラーの座を、カローラ・シリーズから奪取したのが記憶に新しい。
今度の新型はそんな従来モデルを正常進化させながら、動力性能や快適性、使い勝手を大幅に進化させた。…パッケージングの面ではホンダ独自の「センタータンクレイアウト」を継承し、ホイールベース/トレッドを延長しながらも最少回転半径4.7mという取り回しのよさを実現させている。
また、使い勝手の面では4種類のシートアレンジが可能な「ウルトラシート」に加え、ラゲッジスペースの用途に合わせて3種類に使い分けられる「ウルトララゲッジ2」を新たに採用した。
そして動力性能についても、新開発の1.3リッター〜1.5リッターの「i-VTEC」エンジンを搭載し、1.3リッター車は新開発のCVTとの組み合わせにより、クラストップ*1となる24km/Lの低燃費を実現した。また、1.5リッター車には専用サスペンションを装備したスポーティグレードの「RS*2」を新たにラインアップする。
各メーカーにとって「売れ筋」分野の1つといえるコンパクトカー。その中において、一大ムーブメントを起こしたフィットが新型にモデルチェンジされたことにより、どのような動きが見られるのか。…そして、再びカローラ・シリーズからトップセラーの座を奪取するほどのヒットモデルとなるか、その素質が問われる。