正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」〜SPECIAL〜

千葉県千葉市の幕張メッセにて、今週末・26日から一般公開される第40回東京モーターショー。…国内外の各メーカーから様々なコンセプトカーや市販予定車が出展される中、その目玉となる車のひとつが当日正式発表された日産のスーパースポーツカー・新型GT-Rだ。

GT-R」はこれまでスカイラインの特別グレード*1というポジションにあったけど、「第3世代」となる新型は日産の技術力をフルに発揮した、完全新設計による技術面においてのフラッグシップに進化した。日産が自ら「新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー」と明言するだけに、その動力性能はこれまでの国産車の常識を大きく覆すといっても過言ではない。

サーキットからアウトバーンのような公道でも300km/hで走ることが出来る実力を持ち、日常的な扱いやすさや雪道での走行性能も確保し、更には300km/hで走っていても助手席の人と対話できる高速安定性と静粛性を実現しているとのこと。…日本の公道では流石に300km/hまで出せないけど、その高性能ぶりはまさに「常識破り」といっても過言ではなさそう。

車体やエンジン、トランスミッション、タイヤに至るまで全てを専用に開発された新型GT-R。搭載されるV6・3.8リッター・ツインターボエンジンは、第1級のエンジン職人が1基ずつ手作りで組み上げられているという「逸品」で、最高出力も国産最強の480馬力を発生する。更にクラッチやトランスミッションを車輌後方に配置する独立型トランスアクスル4WDを採用し、トランスミッションも6速マニュアルミッションをベースとした2ペダルのデュアルクラッチミッションを新たに開発した。

…これまでトップシークレットとされた新型GT-Rの全貌。この車がトヨタ2000GTやホンダNSXに続く「国産スーパーカー」に相応しい1台となるか、その実力が試される。今回発表された新型GT-Rの正式車名は「ニッサン・GT-R」となったけど、個人的には「第1世代」のGT-Rに搭載されたS20型エンジンのベースとなった「GR8型」を開発した旧・プリンス自動車への敬意を表し、「プリンス・GT-R」としても良かったのではないかと思う。

*1:昭和44年のPGC10型〜昭和48年のKPGC110型までが「第1世代」、平成元年のBNR32型〜平成11年のBNR34型までが「第2世代」とされる。