サッカー日本代表のイビチャ・オシム監督が16日未明、千葉県浦安市の自宅で倒れ、順天堂大学付属病院に緊急入院した。急性脳梗塞と見られ、集中治療室で手当てを受けているという。…詳細な病状はまだわからないものの、病状によっては後任監督の人選を急がなくてはならなくなった。
関係者によると、オシム監督は息子でジェフユナイテッド千葉監督のアマル・オシム氏と同居する浦安市内の自宅で倒れたという。…去年の監督就任以来健康面を不安視する声もあったようだけど、毎月健康診断に欠かさず通い、検査数値は改善されていたという。
14日には埼玉スタジアムで行われたACL(アジア・チャンピオンズリーグ)決勝戦の浦和レッズ対セパハン戦を観戦していた。
同日緊急会見した日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンは「本日午前2時、プレミアリーグを見た後倒れ、順天堂大学病院に入院した。急性脳梗塞で症状は不安定で長期的展望については現段階ではお話できない」と説明。オシム監督の病状については、「医療チームが最善の管理をしている」としたが、「本当にショックで、今は代表チームどうこうよりもオシム監督に治って欲しいと、命を取り留めて欲しいと…」と絶句した。
…来年2月には2010年に開催されるW杯・南アフリカ大会のアジア地区予選を控え、選手やコーチのみならず「オシム・ジャパン」を応援する多くのサッカーファンは、オシム監督の病状が快方に向かうことを願っている。
