今回のニューモデル紹介日記は、スバルのクロスオーバーSUV・新型フォレスターを紹介したい。
国産クロスオーバーSUVの先駆者として平成9年に初代モデルが発売され、平成14年以来5年ぶりに新型へのモデルチェンジとなったフォレスター。これまで高い走破性とシンメトリカルAWDによる高い走行性能、見晴らしの良いアイポイントによる使いやすさが、国内外の市場で高い評価を得た。今度の新型は従来モデルで培ってきた「本来の強み」を究め、「パッケージング」、「走り」、「環境」という3つの要素をバランスよく凝縮したという。
まず、車体サイズを一回り拡大させながらも前後オーバーハングを抑えることにより、取り回しのよさと快適でゆとりのある室内空間を実現。トレッドの拡大によりタイヤの切れ角を増やし、5.3mの優れた最小回転半径を実現させた。また、新開発のダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションを採用したことにより、ラゲッジルームのユーティリティを向上させた。…搭載されるエンジンはレガシィやインプレッサと同じ2リッター〜2.5リッター・水平対抗4気筒は従来どおり。
室内はフロントシートのヘッドレストを取り外し後方に倒すと、寛ぎのスペースが広がる「ソフトフラットシート機能」を採用し、リヤシートにもリクライニング機能と6:4分割可倒機能を装備。また、一部グレードにはリヤゲート側からスイッチひとつで倒せる「ワンタッチフォールディング機能」を装備した。
…このクラスのクロスオーバーSUVには、デュアリスやアウトランダーなど各メーカーから競合車種が発売されているけど、今回のモデルチェンジにより、このジャンルの先駆者としての迎撃準備が整ったといっても過言ではなさそう。