正臣のガレーヂ日記

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中国製冷凍餃子で食中毒

千葉県や兵庫県の3家族計10人が中国製冷凍餃子を食べた後、腹痛や吐き気、下痢などの症状を訴え、9人が入院し、内女児1人が一時重体となったことが30日に判明した。両県警が2家族の食べた餃子を鑑定した結果、殺虫剤として農薬に使用されている有機リン系薬物の「メタミドホス」が検出された。

致死量は体重50kgの人で約1.5g。両県警は混入量や流通経路などを調べている。厚生労働省は在日中国大使館を通じて、中国当局に通報した。

いずれの餃子も中国・河北省の「天洋食品」が製造したもので、輸入元は日本たばこ産業系列の「ジェイティフーズ」(東京都品川区)。千葉では「手作り餃子」(40個入り)、兵庫では「手包みひとくち餃子」(20個入り)という商品を食べた直後〜30分後に症状が出たとされる。…今回の一件を受けジェイティフーズは、これらの商品を含む23品目を自主回収することを発表した。

中国では古の時代から「医食同源」…正式には「薬食同源」という言葉があり、「薬は毎日の食事と同じく大切なものであり、美味しく食べることは薬を飲むのと同じく心身を健やかにする」という意味合いを持ち、後々の中華料理にもその思想や精神は脈々と受け継がれている。

しかし、近年の飛躍的な経済成長の一方で日本や欧米などの先進国に追いつこうとする余り、これら古の先人たちが培ってきた伝統や文化が蔑ろにされたことによる「歪み」が思った以上に大きくなった結果ではないかと思えてならない。

…とにかく、食の安全がこれ以上脅かされないためにも、国際的な規模での品質・安全基準の徹底を図るべきではないか。