今日午後0時35分頃、東京都千代田区外神田の秋葉原電気街中心部の路上で、男性が刃物を振り回し、通行人を次々と刺すという無差別殺傷事件が発生し、静岡県に住む25歳の男性を殺人などの現行犯で逮捕した。
調べによると男性は、神田明神通りからレンタカーのトラックでジグザグに走行しながら、当日歩行者天国で賑わっていた中央通りに突入し、通行人を数名はねた。トラックを降りてからも奇声を上げながら持っていたサバイバルナイフで逃げ惑う通行人を次々と背後から刺したという。警視庁などによると、男女合わせて18人が病院に搬送されたが、7人が亡くなった。
逮捕された男性は調べに対し、「生活に疲れ、世の中が嫌になった。秋葉原には人を殺すために来て、誰でも良かった」と供述している。警視庁捜査1課では、無差別に通行人らを狙った無差別通り魔事件として特捜本部を設置して更に詳しい捜査を進めている。
…近年、秋葉原では歩行者天国での路上パフォーマンスなどの問題が多発し、どこかナーバスな空気が漂っていたこともあって、今回の事件は「マルチメディアの発信地」である秋葉原に暗い影を大きく落とす格好になったと思えてならない。
