今回のニューモデル紹介日記、まずはダイハツの軽ワゴン・ムーヴコンテを紹介したい。
ムーヴコンテは、ムーヴ・シリーズの新たなラインアップとして、これまでのムーヴラテのコンセプトを引き継ぐカタチで発売され、基本設計は標準車/カスタム系に準じている。
…ムーヴラテとの大きな変更点は、ラテが丸みを帯びた外装だったのに対しコンテは箱をモチーフにしたスタイリングとなった。また、内装もソファをイメージしたベンチシートを採用し、標準車/カスタム系より広く取られた室内空間もあって、より寛げる内装となっているのが大きなポイントといえる。
この秋以降、スズキからは最大のライバル・ワゴンRのモデルチェンジや三菱からも新型軽ワゴンが発売されるだけに、ダイハツの主力車種であるムーヴとしても迎撃体制に抜かりはないように思える。
続いて紹介するのは、トヨタのタクシー専用車・新型クラウンコンフォート/コンフォートを紹介したい。
平成8年の発売以来、日本のタクシーの主力車種として全国を走るコンフォート。今回のマイナーチェンジで大きく変更されたのが、搭載されているエンジンだろう。…これまで搭載されていた2リッター・OHVの3Y-PE型から新開発の1TR-FPE型2リッター・DOHCに変更され、EFI-LP*1の採用により116馬力の最高出力を発生している。
また、パワーアップしたエンジンに合わせて、タイヤをこれまでの175/80-14からより幅の広い195/65-15に変更し、操縦安定性を大幅に向上させたのもポイントだ。
…今回のコンフォートのマイナーチェンジにより、競合車種となるセドリックやクルーがどのような変更をみせるのかも、個人的には気になるところだ。
*1:LPG用電子制御インジェクション