今回のニューモデル紹介日記は、日産の人気SUV・X-TRAILにこの度新たに追加されるディーゼル車を紹介したい。
これまで排出される黒煙に代表されるように、環境に対するマイナスイメージばかりが目立ったディーゼル車。今月18日に発売されるX-TRAILのディーゼル車は、ディーゼル車の欠点とされてきた粒子状浮遊物質や窒素酸化物の排出量を大幅に削減し、平成21年10月から施行される新たな排気ガス規制(ポスト新長期規制)にも世界で始めて適合適合させた。
元々ディーゼルエンジンは二酸化炭素の排出量がガソリンエンジンよりも少なく、ヨーロッパでは販売される新車の半分がディーゼル車ということも裏付けられている。…また、排気ガスの量も削減したことからハイブリッドカーや電気自動車に続く新たな環境対策車としても期待される。
車輌価格は299万円と同型のガソリン車より40万円ほど高く、トランスミッションも6速マニュアルミッションのみの設定となっているけど、燃焼効率の高さや使用燃料の軽油がガソリンより単価が安いことから、年間1万km走ると3年間で保有コストが逆転するという。…来年以降、ホンダや三菱自工からも新型のディーゼル乗用車が発売されるので、今回のX-TRAILがディーゼル乗用車復権へのターニングポイントとなるかは、今後の販売台数にも掛かっているといっても過言ではない。