正臣のガレーヂ日記

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小室哲哉プロデューサー、著作権詐欺で逮捕

音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で、大阪地方検察局特捜部は4日午前10時20分、作曲家・音楽プロデューサーの小室哲哉氏ら3人を詐欺容疑で逮捕し、小室プロデューサーの自宅などを家宅捜索した。

売却名目で騙し取った5億円のうち3億3千万円は、「A・Cホールディングス」に対する借入金の返済に充てられていたことが判明した。特捜部は、同社に対する借入金の返済期限が迫っていたことが犯行の引き金になったとみられ、小室プロデューサーが取締役を務めるイベント企画会社の社長と監査役も同罪で逮捕された。

調べに対し、小室プロデューサーは容疑を認めているという。

捜査関係者によると、小室プロデューサーらは共謀し、平成18年7〜8月に兵庫県の会社社長と面会し、自ら作詞・作曲した806曲の楽曲について「全ての著作権が僕にある」などと嘘を言って、10億円とされる売却代金の内5億円を騙し取った疑いがもたれる。

小室プロデューサーは、昭和58年に宇都宮隆さん、木根尚登さんと共に音楽グループ「TM NETWORK」を結成。キーボードを担当する傍ら作曲も手がけ、昭和62年にリリースした「Get Wild」のヒットで一躍人気音楽グループの仲間入りを果たした。

'90年代以降はTRFをはじめ、globe、安室奈美恵さん、華原朋美さんらに楽曲をプロデュースし、1ヵ月半でCDアルバムを400万枚売り上げるなど、数多くのヒット曲を生み出した。その絶頂期ともいえる平成8年〜9年にかけては納税額が10億円を超え、全国4位の高額納税者になるほどだった。

しかし近年は音楽趣向の変化などから、目立ったヒット曲に恵まれず、アジア圏での事業展開を狙って香港で設立した音楽関連会社を巡る事業の失敗などで数十億円の負債を抱え込み、金銭トラブルも急増したという。

…音楽界に一時代を築き上げた小室プロデューサー逮捕のニュースに、去年のライブドア堀江貴文元社長とオーバーラップして見えそうだった。