正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

北米でのリコール、その原因は…

トヨタは17日、北米向けに'06〜'08年に生産されたレクサス3車種・21万4500台を対象に、燃料パイプの不具合によるリコールを届け出たそうだ。その不具合というのは、エタノールを含んだ燃料を給油すると燃料タンクからエンジンへと繋がるパイプが腐食し、最悪の場合走行中に止まってしまうという。

アルコールの一種とされるエタノールはガソリンと比較して環境面において有利なことから、北米・南米などで自動車用燃料としても普及しつつあり、アメリカではインディカーの燃料としても用いられている。…エタノールなどのアルコールを含んだ燃料は日本でも「ガイアックス」の名称で実用化されたことがあったけど、今回のリコールと同様に燃料パイプの腐食やエンジンに不具合が生じることから、発売から数年で姿を消してしまったのが記憶に残っている。

…おそらく今回のレクサスのリコールでは、燃料パイプがアルコールに対する腐食に強い材質のものに交換されるようだけど、アルコール系燃料の普及はまだ道半ばといったところか。