正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

総選挙から一夜明け…

第45回衆議院議員選挙が30日に投票、即日開票された。今回の総選挙では自民・公明の連立与党が政権を維持するか、民主党が新たな政権を樹立するかに注目が集まったけど、いざ蓋を開けると民主党が301議席を確保し、鳩山由紀夫代表を中心とする新政権への交代が確定するカタチとなった。野党第1党が選挙で過半数を取って政権を奪取するのは戦後初めてで、一方の自民党は過去最低の223議席を大きく下回る113議席に止まり、昭和30年の結党以来衆議院第1党の座から陥落した。

石川県内3箇所の小選挙区は、1区*1で奥田健氏(民主・元)が馳浩氏(自民・前)に雪辱し、3区*2は近藤和也氏(民主・新)が北村茂男氏(自民・前)を接戦の末振り切った。2区*3森喜朗氏(自民・前)が田中美絵子氏(民主・新)を追い上げをかわし、14回目の当選を果たした。…これまで自民党が独占してきた県内小選挙区の議席は民主党が初めて上回る結果となった。

また、比例代表・北陸信越ブロックは民主6、自民4、公明1の配分となり、石川県関係では、小選挙区の候補を名簿1位に並べた民主党は、石川2区の田中氏が惜敗率96.38%で復活当選を果たし、石川県内での女性衆院議員は昭和21年の米山久子氏以来63年ぶりとなる。単独18位に搭載された元・自民党参院議員の沓掛哲男氏も議席を獲得した。…小選挙区の候補が同列2位となった自民党では3区の北村氏が惜敗率97.78%、1区の馳氏は惜敗率93.23%で復活当選した。また、公明党で単独2位の新人・田島公一氏は議席を獲得できなかった。

…今回の総選挙は、民主党が優位に選挙戦を進めるのではないかとは読んでいたけど、ここまで圧勝するとは予想外だった。来月中旬に開かれる特別国会で総理大臣に選出されるであろう鳩山代表をはじめとする新内閣の政治手腕が如何なるものか、その真価が問われる。

*1:金沢市

*2:加賀北部・能登地区

*3:加賀西南部地区