民主党は14日午後、臨時党大会を東京都内のホテルで開き、任期満了に伴う党代表選で党所属国会議員が投票した。11日までに郵送された党員・サポーター票、地方議員票とともに開票した結果、菅直人総理大臣(63)が小沢一郎前幹事長(68)を上回って党代表に再選された。菅首相は近く内閣改造・党役員人事を行う方針。小沢氏の処遇が焦点となる。
菅首相は党員・サポーター票249、地方議員票60、国会議員票412の計721ポイント。小沢氏は党員・サポーター票51、地方議員票40、国会議員票400の計491ポイントだった。
菅首相は「元気な日本にもう一度作り直して、次の世代に渡していく。その仕事をみなさんのご支持、ご支援をいただいて本当に命をかけてやらなければと決意を新たにした」とあいさつ。小沢氏については「長い間、先輩として教えをいただき、今回の選挙でも多くの議論をさせていただいた。選挙が終わりました。お約束したとおり、ノーサイド」と挙党態勢を強調した。
…最後までどのような展開を示すのか、大きな注目を集めた民主党の代表選だったけど、結果は菅総理大臣の再選となった。一方の小沢前幹事長も、自らの政治生命を懸ける意気込みで臨んだものの、一連の不正献金事件での黒いイメージを払拭し切れなかったようだ。…事前の世論調査などでは、菅総理大臣が有利とあっただけに妥当な結果とはいえそうだけど、どのようにこの国の「これから」を進めてゆくのだろうか。
