正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」〜第145回〜

今回のニューモデル紹介日記は、ダイハツの主力軽自動車・新型ムーヴを紹介したい。

5代目となる今度の新型は、環境意識の高まりを受け、ガソリン車としての燃費性能を徹底的に追求、その上でムーヴの特長である広さや利便性・快適性、基本性能・安全性能など、高次元にバランスした「スペース系軽乗用車の次世代スタンダード」を目指して開発した。

新型車は新開発のアイドリングストップシステム「eco IDLE」や新開発の第2世代KFエンジンの搭載に加え、シェルボディの骨格合理化やインストルメントパネル・ドアトリムの軽量化、CVTユニットの軽量化などで約35kg軽量化し、ガソリン車トップとなるリッター27.0km(10・15モード)を実現した。自然吸気エンジンの全車で、エコカー減税の75%軽減レベルに適合する。

アイドリングストップシステムは、ガソリン車CVTのアイドリングストップシステムとしては世界で初めて電動オイルポンプを廃止したCVTを搭載することで軽量・コンパクト化した。また、エンジン再始動時のナビゲーションのリセットなどを防止する国内初の補助電源一体型アイドリングストップコンピューターを採用し、量販グレードに標準装備されるという。

室内長は2070mmで、室内幅は軽乗用車最大の1350mm、室内高も1280mmと後席も含めて乗る人すべてがゆったりくつろげる広々室内空間を実現した。新形状のダッシュパネル・フロアパネルの採用や、防音材の最適配置で、高い静粛性も確保した。フロントピラーを細くし、形状も見直すことで死角を減らし、広い前方視界を確保した。リヤピラーも細くすることで広い後方視界を確保した。

このほか、女性ユーザーが多いことから、軽自動車としては初めて「nanoe(ナノイー)」ディフューザーを一部に標準装備する。nanoe技術は空気中の水分を集めてできた水に含まれた微粒子イオンで、脱臭や花粉の抑制、除菌に効果があるとのこと。

…スズキのワゴンRと並ぶ軽自動車の人気車種でもあるムーヴにとって、新型でのリッター27kmという低燃費の実現には、本来経済性に優れた軽自動車としての低燃費化が進む近年のコンパクトカーに対する意地と挑戦なのかもしれない。