正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」〜第146回〜

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの主力コンパクト・新型ヴィッツを紹介したい。

平成17年以来6年弱ぶりのモデルチェンジとなる新型では、「軽快さ」と「上質感」をデザインコンセプトに、スタイルを一新した。全長は3885mmで、室内長は35mm拡大し1915mm、ラゲージルームは奥行きを145mm拡大している。ユーザーの個性に合わせた4つのグレードを設定するとともに、17色のボディカラー、4つの内装色を採用し、自分にあった仕様を選ぶ楽しさを持たせたとしている。

中でも特筆すべきは優れた燃費性能で、1.3リッター車のアイドリングストップ機能搭載車は10・15モード燃費でリッター26.5kmを達成。非ハイブリッド車としては日産『マーチ』のリッター26kmを超えてクラストップとなる。

もっとも、このセグメントでは、ホンダ『フィット』がハイブリッドモデルでリッター30kmを達成し、マツダも非ハイブリッド車の『デミオ』でリッター30kmを達成して登場させる予定で競争が激しい。ヴィッツの燃費リッター26.5kmの数値も当初はマーチと同じリッター26kmで開発が進んでいたが、発売間際で燃費を向上させて登場させているという。

…カローラやプリウスと並ぶトヨタの主力車種というだけに、優れた低燃費で競合車種を迎え撃つ新型ヴィッツへの期待がうかがい知れる。しかし特に激戦区のひとつといえるこのクラスの販売競争を勝ち残るには、燃費のみならず走りや運転する楽しさも備わっていないと、そう簡単にはトップを奪えるものではない。