正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」〜第171回〜

今回のニューモデル紹介日記は、ホンダの新型軽乗用車・N-ONEを紹介したい。

ホンダの新たな軽自動車ラインアップ「N」シリーズとしては、今春〜今夏にかけて発売された「N BOX」、「N BOX+」に次いで3車種目となるN-ONEは、昭和42年に発売された同社初の市販軽乗用車『N360』をモチーフに、ホンダのクルマづくりの原点となる「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」を受け継ぎいだモデル。同社は「これからの日本に新しい乗り物を提案したい」「長く愛されるクルマを提案したい」という想いを込め、新しいベーシックカーの創造を目指したという。

エクステリアは、N360のデザインをモチーフにした親しみやすく長く愛されるハッチバックスタイルを採用し、個性と先進性を表現。インテリアはシンプルでありながら細部まで素材の質感にこだわり、快適性と安心感を追求した大型ベンチシートにより、大人4人がくつろげる室内空間を実現している。

走行面では、高出力・高トルクDOHCエンジンと、最適チューニングを施したCVTの組み合わせにより、なめらかで力強い走りと、リッター27.0km(JC08モード)の優れた燃費性能を両立。また、軽自動車としては初となるエマージェンシーストップシグナルを全タイプに標準装備するほか、1.3リッタークラス並みの走りを実現するDOHCターボエンジン搭載モデルを全グレードに設定する。

さらに、上質なエクステリアとインテリアを採用した「N-ONE プレミアム」タイプも設定。また、全11色のボディカラーに加え、ボディとルーフを異なる色で塗り分けた2トーンカラースタイル仕様も設定するなど、一人ひとりの個性に合わせた多彩なバリエーションを展開する。

…しかも今年はN360の発売から45年という節目の年。N-ONEのスタイリングからも、往年のN360の特徴が各所において現代的にアレンジされているのがよく解る。しかし当時の軽自動車の常識を超えた斬新なコンセプトを掲げ、瞬く間にトップセラーに躍り出たN360の強みは価格の安さ*1もあっただけに、もう少し装備を簡素化して価格を抑えたベーシックグレードを加えても良かったのではと思う。

*1:発売当時の本体価格は31万円