正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第232回~

今回のニューモデル紹介日記は、ホンダのフラッグシップスポーツカー・新型NSXを紹介したい。

 

初代モデルの生産終了から実に11年ぶりのモデルチェンジとなる今度の新型は、高効率・高出力の3モーターハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド SH-AWD」を搭載。ミッドシップにレイアウトした3.5リットルのV6・ツインターボエンジンに、クランクシャフトと直結したダイレクトドライブモーターと9速DCT、前輪の左右を独立した2つのモーターで駆動するTMU(ツインモーターユニット)を組み合わせ、四輪の駆動力を電動で制御する。TMUは、プラスのトルク(駆動力)のみならず、マイナスのトルク(減速力)も自在に制御する高度なトルクベクタリングにより、全速度域での高いライントレース性を実現させている。

さらに、シーンに合わせて4つのモードから最適な車両の走行特性を選択できる「Integrated Dynamics System」を採用。「Quiet」「Sport」「Sport+」「Track」の各モードをダイヤル操作で切り替えることで、エンジン、モーター、トランスミッションシャシーのレスポンスを高精度に統合制御する。

 

エクステリアは、エキゾチックなフォルムとスーパーカーの機能性を融合したキャビンフォワードなパッケージングを実現。インテリアは、優れた前方視界や、高い視認性を実現したメーターパネル、シンプルで直感的なインターフェースなど、ドライバーが運転に集中できるデザインとしている。

 

…一般ドライバーにも運転しやすい高性能スポーツカーとして平成2年に発売され、北米や日本、欧州などで平成17年まで2万台近くが販売された初代モデルの生産終了から11年を経て、満を持してモデルチェンジされた新型NSX。北米や欧州では今春に発売され、国内でも来年2月の発売に向けて受注が始まり、レクサスRC Fや日産GT-Rをはじめとする競合車種と互角に渡り合える以上の可能性を秘めているといっても過言ではないのかもしれない。