正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第234回~

今回のニューモデル紹介日記は、ホンダの小型ミニバン・新型フリードを紹介したい。

 

8年ぶりのモデルチェンジとなる今度の新型は、3列シート車の「フリード」、2列シート車の「フリード+」(フリードプラス)、福祉車両の3タイプを用意し多様なニーズに応える。

 

新型は多彩なシートアレンジが可能な、コンパクトミニバンクラストップの広い室内空間を確保。1~3列目のヒップポイント間距離を先代モデルより90mm拡大し、全列で大人が快適に過ごせる広々したスペースになっている。また、スライドドア開口幅を20mm広げて665mmとし、ステップ高を15mm下げ390mmとすることで、乗降性を向上させた。

2列シート車のフリード+では、先代のフリードスパイクから荷室を185mm低くし、開口部地上高335mm*1の超低床化を実現。6:4分割のダブルフォールダウン機構を採用し、車中泊も可能なフルフラット空間を確保でき、さらに軽量・高強度のユーティリティボードを使えば、セミダブルサイズのマットレスが敷けるフラットスペースができあがる。

 

パワートレインは、ガソリン車が1.5リットル直噴DOHC i-VTECエンジン+高効率CVTハイブリッド車は1.5リットルアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジン+1モーター内蔵7速DCT搭載のスポーツハイブリッド「i-DCD」を採用している。また、ハイブリッド車のモーターには大同特殊鋼と共同開発した、重希土類を使わないネオジム磁石が採用されているのも大きな特徴となっている。

 

燃費*2は、ガソリン車ではリッター19.0km、ハイブリッド車ではミニバントップレベルとなる低燃費リッター27.2kmを達成した。

 

…オデッセイを頂点とするホンダのミニバン・ラインアップの中では、三男坊のポジションにある新型フリード。今夏にティザーキャンペーンが大々的に行われたことからも新型への自信が伺えるけど、同クラスで最大のライバルとなるシエンタとの真っ向勝負において、HV車の4WDなどシエンタにはないアドバンテージを如何に活かせるかが鍵といえるのではないか。

*1:FF車

*2:JC08モード