今回のニューモデル紹介日記は、マツダの中型クロスオーバーSUV・新型CX-5を紹介したい。
6年ぶりのモデルチェンジとなる今度の新型は、デザインのキーワードは「洗練された力強さ」。フロントからリアへと突き抜ける動きでスピード感を表現し、前進感とスタンスを強調する骨格や彫りの深いディテールデザインなどにより、つやめきある精悍なエクステリアを実現。またボディカラーには新開発の「ソウルレッドクリスタルメタリック」を初採用した。
インテリアでは、ドライバーを中心に操作機器や計器類を左右対称に配置。ステアリングの中央からインストルメントパネルの加飾、左右の空調ルーバーの高さを揃えるとともに、ドアトリムの加飾も水平基調の造形としたことで、ドライバーが運転に集中でき、ダイナミックな広がり感のある空間を実現したという。
また、車両運動制御技術「SKYACTIV-ビークル ダイナミクス」の第1弾「G-ベクタリング コントロール」を搭載するなど、ドライバーの意のままのパフォーマンスフィールと、優れた静粛性や乗り心地など同乗者の快適さを両立する走行性能を実現。さらにマツダの国内向け仕様車として初採用となる、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」による0~100km/hの間での追従機能など、安全性能やヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)の領域でも大きく進化している。
パワーユニットは2リッターおよび2.5リッターのガソリンエンジンと2.2リッター・クリーンディーゼルの3種を用意。いずれも6速ATとの組み合わせで計8グレードを展開している。
…「騒音」や「黒煙」というネガティブなイメージの強かった、これまでのディーゼル車のイメージを変えたクリーンディーゼルの搭載で大きな話題を呼んだCX-5。一見すると好評だった初代モデルのキープコンセプトではあっても、その進化かは見た目以上に進んでいるはずだけに、来年2月の発売が待たれることだろう。