正臣のガレーヂ日記

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天皇陛下の譲位特例法の成立について思うこと

天皇陛下の譲位を実現する特例法は今日の参議院本会議で採決され、自由党を除く全党の賛成で可決・成立した。mainichi.jp

法律に具体的な時期は明記されていないが、2018年末に陛下が譲位して皇太子さまが新天皇に即位され、翌年の元旦に改元するという日程が有力視されている。また、譲位後の天皇陛下の称号は「上皇皇后陛下は「上皇后」とされ、政府は改元や新天皇の即位に関する儀式や譲位後の天皇陛下を支える組織の新設などの準備を本格化するという。

 

 

特例法の施行日は成立から3年以内に政令で定められ、譲位が実現すれば江戸時代の光格天皇以来約200年ぶり、修身在位制となった明治以降では初めてのケースとなるとされる。

 

…昨年8月に自身の「象徴としての務め」について、譲位への思いを含めたお言葉をビデオメッセージを通して公表された。政府は憲法天皇の国政関与を禁じていることに配慮し、昨秋から譲位や公務の軽減に向けての専門家による有識者会議などでの議論が進められ、陛下に限る特例法で対応する運びとなった。ただ、菅義偉官房長官は国会審議の中で「将来の先例にもなりえる」と答弁し、将来の天皇も譲位が可能となるとされる。

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しかし陛下は先のビデオメッセージで「これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相携えてこの国の未来を築けるよう、象徴天皇の務めが常に途切れることなく安定的に続くことを念じる」と、現憲法下での国民の目線に立った皇室の安定的な継続を望んでいることを改めて解って欲しい。

 

また、今回の参議院本会議では女系宮家の創立や安定的な皇位継承について「速やかな検討」を求める付帯決議が7日に採決されたことも報告されたけど、天皇陛下のお言葉に応えるのであれば、譲位の恒久制度化や女系宮家の創立を含めた、皇室典範の改定に向けての議論を引き続き進めて欲しいと願ってやまない。