正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

いまなお残る10年前の苦い記憶

ここ最近何に腹を据えかねているのか、機嫌が今一つ良くない。そんな時にふと10年前の「ある事件」の事を思い出した。…それはちょうど10年前の「日本海クラシックカーレビュー」での出来事だった。

 

以前から何かとトラブルの絶えなかった旧車オーナー氏が、イベントのエントリーに漏れたものの会場に訪れるという情報をキャッチするや、当時公私ともにトラブルが続いて情緒不安定な状態にあった僕は「糸魚川に来たら、みっちり締め上げてやる」と苛立ちを覚えたのは言うまでもなかった。

 

そんな中で会場を訪れると、すぐに彼の車と本人の姿を確認できたけど、この時はまだギリギリながら平静を保っていられた。そんな中ある友人が彼の姿を見かけたことを聞いた途端、これまで何度も親身になって接してきたのに悉く裏切られたことへの怒りに火が点いた僕は傷害事件をも覚悟で飛び出したが、襲撃は未遂に終わった。

 

この時は友人たちが制止して事なきを得たとはいえ、「たとえ傷害の現行犯で逮捕されても、ヤツの面にパンチの一発でも食らわさなきゃ気が済まない」という彼への遺恨が10年経った今もなお僕の記憶の奥底に残ってしまったとともに、時たま彼と重ねようとする言動が出てくることを思うと、その後の僕にそれだけ大きな影響を及ぼした出来事だったのだろう。

 

…あの事件から10年を経て、彼も一端の旧車オーナーとして何とかやって行けていることを思うと、どこかの旧車イベントの会場で彼と会うようなことがあるなら、軽く挨拶の一つでも出来ると良いのだけど…とつくづく思う。