正臣のガレーヂ日記

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新潟県知事選挙、花角英世氏が初当選

新潟県知事選挙は10日に投開票が行われ、与党の支持を受けた元海上保安庁次長の新人・花角英世氏が、5野党の支持を受けた元県議の新人・池田千賀子氏らを破り、初当選を果たした。

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米山隆一前知事の辞任を受けて行われた今回の知事選は、自民・公明の与党からの支援を受けた花角氏と立憲民主・国民民主・共産・自由・社民の5野党からの支援を受けた池田氏との事実上の一騎打ちとなり、しのぎを削った両氏の得票差も37102票とかなりの接戦で、投票率も58.25%と前回を5.20ポイント上回った。

 

副知事の経験もある花角氏は、幅広い支持を集めるため政党色を抑えるとともに、長年にわたって運輸行政などに携わった経験を生かして県内観光の振興や交通網の整備、それに経済の活性化などに取り組むと訴え、与党支持層の支持を固めたほか、支持政党を持たない無党派層柏崎刈羽原子力発電所の反対する人の票をも取り込んだ。

 

今回の当選を受けて花角氏は「選挙中に約束してきたことの実現に向けてしっかりと取り組んでいきたい。ふるさと新潟を元気で、暮らしやすい県にすることを約束する」と述べた。

 

また、今回の選挙戦で大きな争点となった柏崎刈羽原子力発電所の再稼働については、「私も原発の再稼働には不安があり、米山前知事が設置した福島の原発事故の検証委員会の答えを受けてリーダーとして何らかの結論を出さないといけない。県民の納得がない限り、原発を動かすことはできず、県民の理解を第一に考えたい」と述べ、元知事の泉田裕彦衆院議員からの路線を継承する考えを示した。

 

…北陸・信越の中心的な位置づけにある、新潟の新たなリーダーの座に就いた花角次期知事。どのような県政を目指して行くとともに、より活気のある新潟を作り上げられるかその手腕が問われる。