正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第274回~

今回のニューモデル紹介日記は、マツダの主力中型セダン・新型マツダ3を紹介したい。

 

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…5年ぶりのモデルチェンジで第5世代となる今度の新型は、マツダにとってきわめて特別な意味をもつ新型車だ。2012年にデビューした先代『CX-5』以降のマツダ車は、『CX-8』まで第6世代商品と呼ばれる技術基盤で作られていた。しかしMAZDA3からはプラットフォームやボディ構造、そしてサスペンションなどのコア技術を刷新。マツダ3はその新世代商品群(第7世代)の先陣を切ったというわけである。

 

搭載されるエンジンはガソリンが1.5Lと2.0L、ディーゼルが1.8Lを設定。さらに注目なのが「火花圧縮点火(SPCCI)」と呼ばれる量産車世界初の燃焼方式を採用した2.0Lのガソリンエンジン「SKYACTIV-X」の搭載だ。

 

この「SKYACTIV-X」についてマツダは「優れた初期レスポンスと力強いトルクを備えるディーゼルの良さと、素早い操作にもリニアに追従し、高回転までスムーズに伸びていくガソリンエンジンの良さを兼ね備えた走りを実現」とマツダは説明。「Mハイブリッド」と呼ぶ、スターターモーターを兼ねたモーターにより駆動アシストを行う、いわゆるマイルドハイブリッドを組み合わせて搭載される。

 

ボディタイプはセダンと、「ファストバック」と呼ぶ5ドアハッチバックの2タイプ。セダンがコンサバティブで広い客層に向けたデザインとしているのに対し、ファストバックは好き嫌いが分かれることを覚悟してアバンギャルドで新しい世界観を作ろうという意気込みが伝わってくる。いずれも、従来の常識では考えられない内側に反ったドアパネルを組み合わせているのも大きなデザイントピックといえる。

 

価格はセダンが247万円から355万1200円で、ガソリン1.5Lエンジンがラインナップされないこともあってボトム価格が高め。ハッチバックは1.5Lエンジンも用意するのでスタート価格が低めで、218万1000円から362万1400円だ(同じ仕様であればボディタイプを問わず同一価格)。注目の「SKYACTIV-X」は314万円からのスタートとなる。

 

…これまで国内向けは「アクセラ」の車名で発売されたけど、今度の新型からは海外向けと同じ車名に統一された新型マツダ3。まずはガソリン1.5Lとディーゼルからの発売で、ガソリン2LやSKYACTIV-X搭載車は7月~10月にかけて順次発売されるとのこと。発売前から大きな注目を集めた新型マツダ3だけど、その実力が本物と呼ぶに見合うかはこれからのお楽しみといえるだろう。