正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第281回~

今回のニューモデル紹介日記は、ダイハツの小型クロスオーバーSUV・新型ロッキーを紹介したい。

 

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…先ごろ開催された東京モーターショーで先行発表された新型ロッキーは、今夏発売された軽ハイトワゴン・タントに次ぐ新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の第2弾で、普通車としては初めてのDNGA採用モデルとなるとともに、DNGA商品としては初めてトヨタ自動車のラインアップに加わるモデル*1となる。

 

軽自動車を基点としたDNGAにより、コンパクトなボディサイズと広い室内空間、高い積載性を両立した。全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmの5ナンバーサイズで、コンパクトで取り回しがしやすいサイズ感としながら、カップルディスタンスを900mmを確保。ゆったり座れる快適な室内空間を実現している。また荷室は最大長755mm、容量369リットルを確保したほか、80リットルの大容量アンダーラゲージも実現。付属の2段可変式デッキボードを活用することで荷室の高さや容量を変えることができ、さらに6:4分割可倒式のリヤシートを倒すことで、長尺物の積載にも対応する。

 

また、DNGA新プラットフォームにより、17インチの大径タイヤを採用しながら、最小回転半径は5.0m(16インチタイヤの場合は4.9m)と、高い小回り性による取り回しの良さを実現。665mmの高いヒップポイントと、31度(俯角+抑角)の上下視界を実現し、フードの左右前端を見やすくすることで、見晴らしがよく、安心して運転ができる。

 

エクステリアは、安心を感じさせる厚みのあるロアボディと、薄く軽快なキャビンを支える張り出したフェンダー&大径タイヤでSUVらしさを強調しつつ、デザイン要素をシンプルで明快にすることでクリア感と力強い存在感を表現。周囲からの視認性が高く、安全性と先進性を表現したLEDシーケンシャルターンランプも採用する。

 

インテリアは、シルバー加飾を施した背の高いフロントコンソールや、高い位置にあるスポーティなシフトレバーとコックピットタイプのインパネデザインにより、SUVらしいワクワクする空間を表現した。「G」「X」グレードには赤色の内装加飾を施し、アクティブ感を表現。最上級「プレミアム」グレードには革巻きのステアリングやシフトノブ、ソフトレザー調のシートを採用するとともに、黒・シルバーの加飾を施し、質感を高めた。アクティブ マルチ インフォメーションメーターは4種類のデザインをステアリングスイッチの操作で選択できる。

 

先進・安全機能については、今回新たに後方確認をサポートする2つの新機能を採用。予防安全機能「スマートアシスト」全10機能と、運転をサポートする「スマートアシストプラス」全7機能の合計17機能を搭載する。新機能BSM(ブラインドスポットモニター)は隣接する車線の死角領域を走る、または死角領域に急接近してくる車両を検知し、ドライバーに注意喚起。RCTA(リヤクロストラフィックアラート)は後方を横切る車両を検知し、ミラーインジケーターの点滅とブザー音により通知する。

 

ドライビング性能については、DNGA新プラットフォームによりフラットな乗り心地と高い操縦安定性、軽快な加速感など、高い基本性能を実現する。骨格構造のスムーズ化や合理化を実施し、部材の構造断点をなくすとともに、ハイテン材を活用したことで軽量高剛性ボディを開発し、高い乗り心地の良さを実現。新開発のサスペンションは、取り付け位置および、ブッシュ特性、バネ定数、ショックアブソーバー特性を最適化し、高い操縦安定性と乗り心地の良さを両立する。

 

パワートトレインは、最高出力98psを発生する1.0リットル3気筒ターボエンジンと、スプリットギヤを採用する新開発D-CVTの組み合わせ。1.5リットルクラス相当の動力性能を確保することで加速性能を高めるとともに、ワイドレシオ化させたD-CVTにより、燃費性能や静粛性も向上。23.4km/L(JC08モード・X、Lの 2WD)と、1.5リットル以下の小型SUV(ガソリン車)トップの低燃費を実現する。

 

…平成2年~9年生産されて以来、22年ぶりの復活となった新型ロッキー。FRベースだった前身のテリオス~ビーゴからFFベースのDNGAプラットフォームへと大きく進化を遂げ、オフロードもこなせる走行性能と5ナンバー枠内に収まる手頃なサイズは、同クラスの競合車種となるジムニーシエラより気軽に乗れるところも大きな魅力といえるだろう。

*1:トヨタ向けの車名は「ライズ」