正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第284回~

今回のニューモデル紹介日記は、 三菱の軽ハイトワゴン・新型eKスペース/eKクロススペースを紹介したい。

 

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2014年の発売以来6年ぶりのモデルチェンジで第2世代となる今度の新型は、標準シリーズとなるekスペースとSUV要素を取り入れたクロスオーバーモデルのeKクロススペースの2本立てとなる。

 

まずeKクロススペースは、フロントフェイスに三菱自動車のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。水平垂直基調のバンパーやグリルにより、SUVらしい力強さと安定感を表現した。また、前方から後方に向かって伸びる彫刻的で立体感のあるキャラクターラインにより、前後に突き抜ける勢いのある骨格の強さを表現。タイヤを車体の四隅に配し、それを包み込むバンパーサイドへとつながるフェンダーにより、しっかりと路面をつかんで踏ん張るイメージを強調した。

 

また、フローティングルーフやベルトラインから繋がるリヤで上部に切れ上がるジェットフィンピラー(Dピラー)を採用。薄く滑らかなキャビンを表現しつつ、力強く厚いボディとのコントラストにより、キビキビとした走りを想起させるサイドビューとした。また、サイドシルガーニッシュとホイールアーチをブラックとし、前後バンパー下部のスキッドプレート形状部をシルバーとすることで、SUVらしさを強調した。

 

ボディカラーは全13通りをラインアップ。テーマカラーのオリーブグリーンメタリック/ホワイトソリッド等のSUVテイストをより一層引き立たせる6通りのツートーンカラーと、7通りのモノトーンカラーを設定した。

 

インテリアでは、インストルメントパネルを水平基調のすっきりとした形状とし、良好な前方視界と開放感を確保。各座席の使いやすさを考えた収納スペースや装備を数多く設け、ユーティリティにこだわった機能的なデザインとした。また、マルチインフォメーションディスプレイは、アクセルペダルの踏み加減を表示する「エコペダルガイド」や、駐車時の前進/後退を繰り返す際にタイヤの向きや角度を表示する「タイヤアングルガイド」など、多様な情報をカラフルに表示。インテリアカラーはブラックを基調とし、シート生地にはキルティングパターンを採用することでスタイリッシュかつ上質な空間とした。

 

標準モデルのeKスペースは、フロントフェイスはボディ同色のグリルとして親しみやすい表情とするとともに、しっかりと丁寧に作りこまれた品質の高さを表現。ヘッドランプからボディサイドへと連続するキャラクターラインにより、一体感があり伸びやかでスタイリッシュなデザインとしている。

 

インテリアカラーはライトウォームグレーを基調とし、いつでもリラックスして過ごせる空間を追求しました。シンプルな柄で明るい配色を施すことでスペースの広さを強調した。

 

両モデルとも、従来車からホイールベースを65mm延長することで、いっそう広々とした快適な居住空間を実現した。小さな子どものいる家族での使用を想定して、リヤスライドドアの開口幅、リヤシートのスライド量、後席足元の広さをクラストップレベルとし、後席の居住性を最大化。後席の足元空間も拡大し、前席を一番後ろに下げた状態でも余裕のある空間を確保している。

 

また、後席スライドドアは、開口幅を従来車より大幅に広げるとともに、ハンズフリーオートスライドドアを採用。子どもを抱きかかえていたり、たくさんの荷物で両手がふさがっていたりしても、キックセンサーでドアを開閉できるため、容易に乗降することを可能とした。

 

パワーユニットは、ハイブリッドシステムを採用する自然吸気エンジンとターボエンジンを設定し、CVTと組み合わせることで、力強く滑らかな加速性能と優れた燃費性能を両立している。ターボエンジン搭載車には、パドルシフトも採用。ステアリングの操舵力とショックアブソーバーの減衰力を最適化することで、低速時はキビキビと軽快な、高速時はしっかりと安定したハンドリング性能を実現した。

 

また、日本国内では三菱自動車初となる「ヒルディセントコントロール」を搭載。急な下り坂でも安心してハンドル操作に集中できる。さらに、高速道路同一車線運転支援技術「マイパイロット」や、衝突被害軽減ブレーキシステム、踏み間違い衝突防止アシストなど「サポカーSワイド」に該当する予防安全技術「e-Assist」を採用することで、ドライバーの負担を軽減し、乗る人すべてに安心・安全を提供する。

 

…昨秋の東京モーターショーで最終プロトタイプが先行発表され、この度正式発表された新型eKスペース。販売台数No.1を誇るN-BOXをはじめ、タントやスペーシアと強力な競合車種が熾烈な販売競争を繰り広げる軽ハイトワゴンにおいて、これらの3車種を徹底的に研究してきた新型eKスペースがどこまで競合3車のシェアにどこまで割って入れるかが来月19日の発売を控えての大きな鍵となりそう。また、日産向けの兄弟モデルとなる新型ルークスも、ほぼ同時期の発売となるようだ。