正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第289回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタプラグインハイブリッドSUVRAV4 PHVを紹介したい。

 

response.jp

昨年春に発売されたRAV4に新たに加わったPHVは、新開発のプラグインハイブリッドシステム「THSII Plug-in」を搭載し、システム最高出力は306psを達成。モーターを最大限活用することで瞬時の加減速を可能としたほか、PHVならではのエンジンアシストも加わり、0-100km/h加速は6.0秒を実現する。

 

TNGAプラットフォーム(GA-K)を採用し、大容量リチウムイオンバッテリーを車体中央の床下に搭載し、低重心化、重量バランスの最適化。電気式4WDシステム「E-Four」との組み合わせにより、上質な乗り心地と卓越した走行安定性を実現するとともに、コーナリング中をはじめ、降雪時や雨天時の走行にて安心感を高めている。

 

満充電状態でのEV走行距離は95kmを、ハイブリッド燃費は22.2km/リットル(WLTCモード)を達成。ガソリンタンク容量も55リットルを確保し、航続距離は1300km以上を実現する。また、HVモード走行ではバッテリーパワーを活用しエンジン回転数を抑えることで、加速時のエンジンノイズを低減。EVモード走行だけではなく、HVモード走行の際も上質なドライビング空間を構築する。

 

また、災害時やアウトドアに役立つ、最大1500W(AC100V)の外部給電機能を標準装備。ラゲージ内のアクセサリーコンセントに加え、付属のヴィークルパワーコネクターを車両後方右側の普通充電インレットに差し込めば、外部給電用のコンセントとして利用できる。外部給電は使用目的に合わせた2つのモードを用意。バッテリーだけを使って給電するEV給電モードに対し、HV給電モードはバッテリー残量が所定値を下回るとエンジンが起動し、ガソリン満タン状態なら3日程度の電力を供給できる。

 

普通充電に標準対応し、付属の充電ケーブル(AC200V・AC100V兼用)を自宅コンセントに接続するだけで充電可能。外出先ではPHV充電サポートに加入することで、G-Station(充電器)が設置されているトヨタ車両販売店(約4200基)をはじめ、全国の普通充電スポット(約1万0800基)で充電できる。

 

エクステリアは、専用のフロントグリルとロアモールが個性を際立たせ、低重心で踏ん張り感のあるスポーティな表情を訴求。専用LEDデイライトにより先進感を強調している。また、新意匠の19インチ専用アルミホイールを設定。ボディカラーは専用色エモーショナルレッドIIを含む全6色を、さらにブラックトーンには、2トーンカラーの全5タイプを設定する。

 

インテリアは、天井やピラー、オープントレイなどもブラックで統一し、スポーティさとともに、上質感を醸し出すレッドステッチを採用する。インストルメントパネルをはじめ、ドアトリム、シート、ステアリングホイール、シフトブーツ、センターコンソールにレッドステッチを施し、室内をコーディネート。また、合成皮革シート表皮採用のスポーティシートを全車標準装備する。

 

先進機能では、大型9インチのディスプレイオーディオ(DA)とDCM(車載通信機)を標準装備し、安心・便利なコネクティッドサービスを提供する。また、SmartDeviceLinkに加え、新たにApple CarPlayAndroid Autoを標準装備し、スマートフォンとの連携機能を強化。スマートフォンをUSBケーブルで接続することで、マップ、電話、メッセージ、音楽アプリをディスプレイオーディオ上で利用できる。

 

安全面では、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を装備。駐車場など低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などの安全・安心をサポートする装備も充実させたほか、車両全周囲の映像を、ディスプレイオーディオに表示するパノラミックビューモニターを採用する。

 

トヨタではプリウスPHVに続く新型PHVとして投入されたRAV4 PHV。その中でもSUVベースのプラグインHVは、国内メーカーでは三菱自工アウトランダーPHEVに次いで2車種目となる。

 

車の生い立ちやPHVシステムの方式こそ異なるものの、アウトランダーPHEVとは同じSUVベースで車格も近いことから、RAV4 PHVは設計の新しい分更なる先進性の高さをアピールしてシェアを取り込む構えを見せている。