正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第250回~

今回のニューモデル紹介日記は、日産の電気自動車(EV)・新型リーフを紹介したい。

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6年10か月ぶりとなる初のモデルチェンジにより第2世代となる今度の新型は、容量40kWhの動力用リチウムイオン電池の搭載などで最大400km(JC08モード)の航続距離を実現。パワートレーンについても最大出力が150馬力*1、最大トルクは320Nm*2を発生し、EVならではの加速性能を向上させている。また、アクセルペダルのみの操作で発進から加減速、停止までをコントロールできる「e-ペダル」を新たに採用、ペダルから足を離すと回生ブレーキと通常ブレーキの双方を自動で制御し、車を減速・停止できるとともに坂道でも停止を保持できるという。

 

先進安全技術では、セレナやエクストレイルに搭載されている高速道路単一車線での自動運転技術「プロパイロット」に加え、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、サイドブレーキの操作を自動で制御する「プロパイロットパーキング」が新たに装備され、車庫入れや縦列駐車を簡単な操作で行うことができる。

 

車体サイズは従来モデルより若干大型化したものの、低重心で滑らかなプロポーション且つシャープでダイナミックなデザインを取り入れ、EVらしい爽快な走りを実現。前面にはブーメラン型のランプシグネイチャーや日産車のデザインアイコンとなる「Vモーショングリル」を採用している。

 

内装についても現行日産車の共通デザインテーマとなる「グライディング・ウイング」を取り入れ、シートやダッシュボードなどに青いステッチが施している。また、メーター内に設置されている7インチディスプレイは画面構成を刷新し、セーフティーシールドの作動状況やモーターの出力・回生状況などをパワーゲージ、音響機器・ナビゲーションシステムの情報などの主要な機能を分かりやすく表示する。

 

…平成22年に本格的な市販EVとして発売された初代モデルから7年近くを経てモデルチェンジされた新型リーフ。初代モデルでは空調使用時などでの電力消費が早く、その分走行距離が大幅に短くなってしまうことや、動力用バッテリーの経年劣化が早く進んでしまうなど、信頼性という点では競合メーカーのハイブリッド(HV)やプラグインハイブリッド(PHV)に対する大きな弱点とされた。しかしその信頼性を新型が如何に向上できているか、10月2日の発売が待たれるところだ。

*1:従来型比+41馬力

*2:従来型比+66Nm