正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第292回~

今回のニューモデル紹介日記は、日産のクロスオーバーEV(電気自動車)・アリアを紹介したい。

 

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昨秋の東京モーターショーでコンセプトモデルが出展され、今回市販車が発表されたアリアは力強い加速と滑らかな走り、EVの特性を活かした静粛性を兼ね備える。室内はラウンジのような心地の良い高級感あふれるデザインで統一。最新の運転支援機能やコネクテッド技術を搭載し、ドライバーの安心感を高める。最大航続距離は610km(2WD/90kWhバッテリー搭載モデル、WLTCモード日産社内測定値)。毎日の通勤だけではなく、週末のドライブにも十分対応できる実用的な数値を実現している。

 

ボディサイズは全長4595×全幅1850×全高1655mm、ホイールベース2775mm。日本、北米、欧州、中国の市場においてもベストサイズと受け入れられるプロポーションだ。『エクストレイル』と比較しても、全幅は30mmの拡大に抑えられ、全長は95mm短く、それでいてホイールベースは70mm長く、ゆとりある室内空間の実現に寄与している。

 

フロントフェイスは、グリル部分がスモークがかったパネルでカバーされ、その中には日本の伝統的な組子パターンを立体的に表現している。その中心には新しい日産を象徴する新ブランドロゴがLEDによって光る。4つのLEDを配したヘッドライドは薄くデザインされ、日産のデザインシグネチャーであるVモーションは白い光で表現。ウインカー点灯時にはシーケンシャルウインカーとしても機能する。

 

ボディサイドは低く滑らかなルーフラインが、空気抵抗を感じさせない印象を与える。フロントとリアを直線でつなぐウエストラインは建築物のような美しさを携え、どの角度から見ても美しさと活力を表現。リアのスタイリングも印象的で、特に水平基調に延びるリアコンビネーションランプは、消灯時はすっきり、点灯時は赤い光がしっかりと見えるよう設計されている。

 

日本語の「間(ま)」をキーワードとしてデザインされたインテリアは、シンプルで快適な空間を提供する。新開発EV専用プラットフォームはフラットで広々したフロアを実現するとともに、従来室内に配置されていた空調ユニットをモータールームに配置することで、Cセグメントのボディサイズでありながら、Dセグメントレベルの広い室内空間を確保。また、スリムなデザインのゼログラビティシートや、騒音が少ないEVでありながらも遮音材をふんだんに使用することで、従来にない高い静粛性を実現している。

 

ダッシュボートには従来のような物理的なスイッチはなく、クルマの電源を入れるとアイコンが浮かび上がる。このスイッチは運転中でも操作感がわかるように振動するハプティクススイッチを採用。幅広のセンターコンソールは、ドライバーのシートポジションに合わせて電動で前後に動かすことができる。その上には「アドバンスド・アンビエントライティング」が施された新デザインのシフトノブを配置。センターコンソール内にはQi規格のワイヤレスチャージャーも搭載している。

 

新開発EV専用プラットフォームは、運転の楽しみはもとより、乗る人すべてが快適なクルマを目指して開発。バッテリーを車体中央に配置し、低重心かつ前後の重量配分が均等になるように設計した。バッテリーケース内にクロスメンバーを配し、フラットなフロアも高い剛性を確保。サスペンションも高剛性な部品を採用するなどし、操縦安定性能を向上させるだけでなく快適な乗り心地と高い静粛性を実現している。

 

最新の四輪制御技術「e-4ORCE」は、前後に搭載した2基の電気モーターを個別にコントロールし、加速時のトラクション性能はもとより、減速時でも前後のモーターそれぞれで回生量を調整し、ブレーキ時のクルマの沈み込みを減少させるなど、車体の揺れを制御。コーナリング時は、前後のトルク配分を適切に調整するとともに、四輪のブレーキを個別に制御することで、ドライバーのステアリング操作に忠実で、滑らかで心地よいハンドリングを実現する。またリーフ同様、e-ペダルを搭載し、アクセルペダルの踏み加減を調整するだけで発進、加速はもとより、減速をコントロールできる。

 

ラインナップは様々な顧客ニーズに合わせて2種類のバッテリーサイズと2種類の駆動方式を設定。65kWhバッテリー搭載モデル(2WD)は、最高出力160kW/最大トルク300Nm、最大航続距離は450km。通勤や買い物などの日常使いだけでなく、週末のドライブにも十分な航続距離を確保する。90kWhバッテリー搭載モデル(2WD)は、最高出力178kW/最大トルク300Nm、最大航続距離はラインアップ中で最長の610km。よりロングドライブを楽しみたい人に最適なモデルだ。

 

e-4ORCE 65kWhバッテリー搭載モデルは、最新の四輪制御技術により、プレミアムスポーツカーに匹敵する、もしくはそれを凌ぐ運転性能をもたらす。最高出力250kW/最大トルク560Nm、最大航続距離は430km。0-100km加速は5.4秒、最高速度は200km/hに達する。e-4ORCE 90kWhバッテリー搭載モデルは、高容量バッテリーや最新四輪制御技術に加え、ハンズオフを可能とするプロパイロット2.0を標準搭載するアリアの最高峰モデル。最高出力290kW/最大トルク600Nm、最大航続距離は580km。0-100km加速は5.1秒、最高速度は200km/hと、トップグレードにふさわしい動力性能を誇る。

 

新開発されたモーターは高速巡行時の消費電力を低減し、一充電の航続距離が最大610km(2WD 90kWhバッテリー搭載モデル WLTCモード 社内測定値)を実現。また、最大130kWの急速充電に対応するとともに、バッテリーの温度を一定に保つ水冷式の温度調節システムを搭載し、30分の急速充電で最大375km分を充電可能となった。日産では、より短時間での充電を可能とする最大出力150kWのCHAdeMO急速充電器を、2021年度内に国内の公共性の高い場所に設置できるよう、パートナーとの調整を進めている。

 

アリアは先進運転支援システム「プロパイロット2.0」や「プロパイロット・リモートパーキング」を搭載する。プロパイロット2.0は、車両に搭載した7個のカメラ、5個のレーダー、12個のソナーで、白線、標識、周辺車両を検知。さらにナビゲーションシステムと3D高精度地図データを使うことで、ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・自車両の状況に応じ直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにて、同一車線内でハンズオフ走行を可能とし、安全でスムーズなドライビングを実現する。さらにアリアでは、準天頂衛星システムなどからの高精度測位情報を受信し、自車位置をより高精度に把握できるようになった。

 

プロパイロット リモート パーキングは、車外からの操作で駐車する運転支援機能。狭いスペースに駐車するようなシーンでも、ドライバーや同乗者の乗り降りを容易に行うことが可能となる。さらに、インテリジェント・エマージェンシーブレーキ、インテリジェント・アラウンドビューモニター、インテリジェントFCWなど全方位運転支援システムにより高い安全性を確保する。

 

…日産ではリーフに続く電気自動車のニューモデルとしてのみならず、先月発売されたキックスに続くブランニューモデルとなるアリア。今回の発表に合わせて日産のブランドマークもリニューアルされ、新たなスタートを切った格好となったけど、リーフでも指摘された電気自動車の弱点とされるアクセサリー類の使用による電力消費に伴う航続距離の大幅な減少や走行用バッテリーの経年劣化などがどこまで改善されているかが更なる普及に向けての鍵となりそう。なお、日本での発売は来年中頃を予定し、実質購入価格は500万円からとなる見込みだ。