正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第322回~

今回のニューモデル紹介日記は、スバルの中型スポーツセダン・新型WRX S4を紹介したい。

 

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2014年以来7年ぶりのモデルチェンジとなる今度の新型は、動力性能や操縦安定性、静粛性や乗り心地などのあらゆる性能を磨き上げ、卓越した走行性能と4ドアセダンの実用性を兼ね備えたスバルのAWDパフォーマンスを象徴するモデルだ。

 

エンジンは、圧倒的なパフォーマンスを発揮する新開発の2.4リットル直噴ターボ DITエンジンを搭載する。さらにエンジンとトランスミッションのきめ細かな協調制御を実現する「スバルパフォーマンストランスミッション」を搭載。素早い変速や操作に対する応答性の良さにより操る愉しさを深め、ドライバーの意思に忠実に応える新次元の走りを実現した。先進安全装備では、「新世代アイサイト」や高度運転支援システム「アイサイトX」を装備。スポーツ走行から日常の運転まで心から安心して愉しめる新次元のセーフティドライビングを提供する。

 

エクステリアは、立体的で彫りの深い造形やワイド&ローを強調したフロントバンパー、力強く張り出したフェンダーや勢いのあるキャラクターライン、スポーツサイドガーニッシュで躍動する走りを表現。インテリアは、座った瞬間に走り出したくなる気持ちを高めるコックピット、触り心地や操作感にまでこだわった人とクルマが一体になれる空間を演出し、スポーティさと先進性をあわせ持つデザインとした。

 

デザインコンセプトは「Aggressive(アグレッシブ)」。今にも走り出しそうな前傾軸、ヘキサゴングリルからはじまる塊感、内側から外側に張り出したフェンダーにより、「一目で走りへの期待を駆り立て、あらゆるシーンでパフォーマンスを感じられる」デザインを実現した。

 

ヘキサゴングリルを起点とした立体的で彫りの深い造形やワイド&ローを強調したフロントバンパー、力強く張り出したフェンダーなど、立ち姿からアグレッシブな走りを期待させるスタイリングに仕上げた。サイドビューは、今にも走り出しそうな勢いのあるキャラクターラインやスポーツサイドガーニッシュで大胆な前傾姿勢を表現。リヤビューは絞り込んだキャビンと張り出したワイドなフェンダーの対比で、スポーツカーらしいワイド&ローのフォルムを強調するとともに、力強い形状のリヤバンパーで、「WRXならではのパフォーマンス」を視覚的に表現した。

 

ボディカラーは、WRX S4ならではの世界観を表現する「ソーラーオレンジ・パール」をはじめ、「サファイアブルー・パール」、「イグニッションレッド」、「セラミックホワイト」を新たに設定した。

 

パワーユニットは従来型から排気量を400cc拡大した2.4リットル直噴ターボ DITエンジンを搭載。最高出力275ps/最大トルク375Nmを発生する。バルブ制御を電子化したターボシステムを導入し、低速域から力強いトルクを発生させるとともにリニアなトルクの立ち上がりによる力強い加速をもたらす。高回転域ではトルクの落ち込みを抑えることで、伸びやかに出力が上昇する、途切れない加速感も実現。市街地等の日常から、ワインディングロードや高速道路まで、様々な領域で走りの愉しさを提供する。

 

また、2ペダルのスポーツドライビングを極める新開発スバルパフォーマンストランスミッションを搭載した。S、S#モード選択時には、ワイドレンジ化された変速ギヤを8速に固定するとともに、エンジンとの協調制御を最新化した「スポーツ変速制御」を採用。アクセルやブレーキペダルの操作からドライバーの意思を読み取り、トルク制御やブリッピングを駆使してシフトアップ&ダウンを行うことで、トップクラスの変速速度とキレのある変速感覚を実現する。

 

STIスポーツR/STIスポーツR EXには、スポーツカーの走りから、高級車のような乗り心地の走りまで、スイッチひとつで切り替え可能なドライブモードセレクトを搭載する。パワーユニットだけでなく、AWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリング、アイサイトの追従加速度、エアコンに至るまで、さまざまなデバイスを緻密に制御し、バルブ特性や減衰力の調整により、クルマのキャラクターを大きく変化させる。

 

新型WRX S4では走りと安全性能を飛躍的に高める「スバルグローバルプラットフォーム」のポテンシャルを活かし、パフォーマンスカーとしてより進化したボディ構造を追求。プラットフォームとアッパーボディの結合を強化してボディ全体の骨格連続性を高める「フルインナーフレーム構造」、微小な変形を抑える「構造用接着剤」などを採用し、フロントの横曲げ剛性を14%、ねじり剛性を28%高めている。この結果、クルマが曲がろうとする力をフロントからリヤへ迅速かつシームレスに伝達し、ステアリングの応答性を格段にレベルアップ。さらにリヤまわりの剛性もしっかり確保することで、コーナーにおけるボディ上部の揺れを抑えるとともに、後輪にかかる大きな荷重をしっかり受け止める。ステアリングを切った瞬間にノーズが動く鋭い回頭性、確かな接地性がもたらす安定感と質感の高い乗り心地を高度に実現している。

 

パフォーマンスカーの走りを支える空力マネージメントも進化した。アッパーボディでは、車体表面の空気の流れをコントロールして、リフトの低減と前後の空力バランスを最適化。ボディ側面ではフロント&リヤエアアウトレット、スポーツサイドガーニッシュなどが優れた整流効果を発揮する。さらに、アンダーボディでは、エンジンアンダーカバーに施されたヘキサゴンパターンのテクスチャーが空気の流れを整えるとともに、ビード形状による負圧がダウンフォースを発生。車体前方から床下へ導いた空気をスムーズに後方へ流す大型フロア下アンダーカバーとあわせて操縦安定性へ寄与する。

 

新型WRX S4は車両全体のフォルムとホイールベースのバランスを最適化し、伸びやかなスタイリングと居住性を両立した。トランクスペースは、アグレッシブなデザインでありながら、ベビーカーやゴルフバッグが入る広いペースを確保。アクティブライフや日常での使い勝手とパフォーマンスを両立させている。

 

11.6インチセンターインフォメーションディスプレイは、ナビゲーションをはじめ、車両やエアコンの設定、SUBARU STARLINK、ラジオやテレビなどさまざまな機能を内蔵。音楽はUSBまたはBluetooth接続したポータブルオーディオプレーヤーなどで再生できる。Apple CarPlay/Android Autoに対応し、スマートフォンにインストールされているアプリを大画面に表示して使用できるほか、音声認識による操作も可能。また静電容量式タッチパネルを採用しタブレット感覚で操作できる一方、オーディオボリュームやエアコンの温度調整など使用頻度の高い機能については、ディスプレイパネルに備えたハードスイッチで操作でき、多様な使い方にも配慮している。

 

運転に必要な情報をグラフィカルに表示し、少ない視線移動で瞬時に認識できる先進的な12.3インチフル液晶メーターを搭載する。スピードメータータコメーターの2眼表示をする「ノーマル画面」、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイのナビゲーション情報と連携する「地図画面」、アイサイト関連の作動状態を大きく分かりやすく表示する「アイサイト画面」の3つのモードを用意。さらにスポーティな走りを演出する、ブースト計の表示も可能だ。

 

また、レカロ社とのコラボレーションにより人間工学を徹底追求したレカロフロントシートをSTIスポーツR/STIスポーツR EXにメーカーオプション設定。シート表皮には肌触りが心地良いウルトラスエード4を採用。より優れたホールド性と安全性、快適性を高次元でバランスして、ドライバーのスポーツマインドを一段と刺激する。

 

新型WRX S4は360度センシングを実現し、安全性を向上させた「新世代アイサイト」を全車標準装備する。大幅に広角化した新型ステレオカメラおよび画像認識ソフト、制御ソフトの性能を向上により、ブレーキアシスト性能をさらに進化させ、衝突回避をサポートする領域を拡大。さらに新機能を追加して、より幅広いシチュエーションで運転支援を実現した。

 

さらにGT-H EX/STIスポーツR EXには、新開発の高度運転支援システム「アイサイトX」を装備する。 GPS準天頂衛星「みちびき」などからの情報と3D高精度地図データを組み合わせることで、自車位置を正確に把握。行く先々の複雑な道路情報まで認識し、新次元の運転支援を実現する。滑らかな車線変更アシストをはじめ、カーブ前や料金所前では適切な速度まで減速。渋滞時には、ハンズオフ走行&発進アシストによって運転負荷を大幅に軽減する。

 

また、コネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」を搭載。11.6インチセンターインフォメーションディスプレイやGPS、車載通信機(DCM)などを搭載し、24時間365日コールセンターとつながることで、交通事故やトラブルが発生した際に確かな安心でサポートする。先進事故自動通報(ヘルプネット)、スバルSOSコール、スバルiコール(安心ほっとライン)、故障診断アラート&セキュリティアラートを5年間無料で提供する。

 

…今夏に北米向け仕様が発表されて以来、いよいよ国内向け仕様も発表された新型WRX S4。先代モデルより余裕を高めた2.4リッターの直噴ターボと長年培われた技術を結集・進化させた4WDシステムをはじめとする優れた動力・走行性能に加え、運転支援システム「アイサイトX」に代表される高い安全性を非常に高度なバランスで融合させている。

 

新型WRX S4でも特に特徴的な、クロスオーバーSUVを思わせるブラックアウトされた樹脂製のフェンダーモールには好みが分かれるけど、ボディーカラーによっては寧ろ相性が良かったりしそうだ。…今後はハイパフォーマンス仕様のWRX STIがどのようなカタチで更なる進化を遂げるのかにも注目が集まるだろう。

「あの車、どう?」~第321回~

今回のニューモデル紹介日記は、スバルの新型電気自動車(BEV)・ソルテラを紹介したい。

 

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今日ワールドプレミアされたソルテラは、EV専用プラットフォームの「e-SUBARUグローバルプラットフォーム」を採用した第一号車だ。Cセグメントクラスに属する電動SUVとなる。ソルテラの名称は、ラテン語「太陽」を意味する「SOL(ソル)」と、「大地」を意味する「TERRA(テラ)」を組み合わせた造語だ。優れた操縦安定性や高い走破性のAWD性能を備え、行く先を選ばない安心と愉しさを提供するスバルらしいSUVを目指している。

 

e-SUBARUグローバルプラットフォームは、スバルとトヨタが共同開発した。フロント、センター、リアなど数種類のモジュールやユニットを組み合わせることで、さまざまなバリエーションのEVを効率的に展開することを可能にするプラットフォームだ。スバルとトヨタがノウハウを持ち寄り、全く新しいEV専用プラットフォームを作り上げる中で、従来からスバルが目指してきた高い衝突安全性や優れた操縦安定性をEVでも実現すべく、トヨタとともに開発に取り組んできたという。

 

ソルテラの開発は、この新型プラットフォームだけでなく、商品企画、設計、性能評価などの多岐に渡って、スバルとトヨタが共同で進めている。スバルのAWD技術とトヨタの電動化技術を活用するなど、両社の強みを融合させて、EVならではの特長を備えた新しいSUVを開発している。

 

エクステリアは、シームレスな造形のヘキサゴングリルによって、EVらしいエネルギー効率の良さを表現した。ヘキサゴングリルから始まる水平軸が通ったボディや内側から張り出したダイナミックなフェンダーが、SUVらしい力強さを主張している。

 

ボディサイズは、全長4690mm、全幅1860mm、全高1650mm、ホイールベース2850mm。『フォレスター』(全長4640mm、全幅1815mm、全高1715mm、ホイールベース2670mm)と比較すると、ソルテラは50mm長く、45mmワイド、65mm背が低い。ホイールベースソルテラが180mm長い。

 

インテリアは、高さを抑えたインパネの造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーター、開放的な空間を追求した。トップマウントメーターは、スバル車で初採用となる。

 

ソルテラのEVパワートレインは、AWDモデルに前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する新システムを採用した。スバルが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターだから可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを目指している。

 

また、既存のスバルのSUVと同様に、悪路での安心感を高める「X-MODE」を搭載した。新たに、悪路でも車両を安定させながら、一定速度での走行を可能にする「グリップコントロール」を追加することで、走破性をさらに強化しているという。

 

AWDモデルの場合、モーターはフロント、リアともに最大出力109hpで、システム全体で218hpを獲得する。FFモデルの場合、フロントに搭載されるモーターが、最大出力204hpを引き出す。

 

EVならではの構造として、車体下部に大容量バッテリーを搭載した。そのバッテリーを骨格の一部としても活用することで、低い重心高と、高いボディ強度・剛性を追求している。バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は71.4kWhとした。1回の充電での航続は、WLTCモードでFFモデルが最大530km、AWDモデルが最大460kmに到達する。

 

なお、ソルテラは、『アセント』や『アウトバック』、フォレスター、『XV』で構成されるスバルのSUVラインアップに加わる新たな選択肢として、2022年年央までに日本、米国・カナダ、欧州、中国などで発売される予定だ。

 

…スバル初のBEVとなるソルテラはトヨタとの共同開発ということから、トヨタが来年の発売を目指している新型BEVの「bZ4X」とは実質的な兄弟モデルというカタチとなるようだ。SUVタイプのBEVというと国産では昨年発表された日産アリアをはじめ、今年発売されたレクサスUX300eやマツダMX-30がある。

 

近頃はカーボンニュートラルの観点から、有力なメーカーが従来のエンジン車やハイブリッド車(HV)からBEVや燃料電池車(FCV)へとシフトを進め始めている中で、電動化に後れを取っていた感のあったスバルがソルテラの投入で後れを取り戻したいという思惑もあるようだけど、先月発売されたBRZ/GR86のように、bZ4Xとでは車のキャラクターや走行特性に違いを持たせているのかも興味深いところではある。

「あの車、どう?」~第320回~

今回のニューモデル紹介日記、続いて紹介するのはトヨタの中型FRスポーツクーペ・新型GR86を紹介したい。

 

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2012年の発売以来9年ぶりのモデルチェンジで第2世代となる今度の新型は、車名を先代モデルの『86』から『GR 86』に改め、『GRスープラ』『GRヤリス』に続く、TGRが展開するスポーツカーシリーズ「GR」のグローバルモデル第3弾となる。

 

スバルの新型『BRZ』(7月29日に発表)とクルマのベースを共有しながらも、「ドライバーの意のままに操れる”手の内感”」、「限界域でのリニアな応答、キビキビした走り」といった「GRらしい走りの味」を持たせることに注力。86の伝統を継承しつつ、スバル開発陣と切磋琢磨しながら「GRらしい走りの味」を追求した結果、86は「更なる高い次元でのダイレクトで気持ちのいい走り」を持つGR86へと生まれ変わった。

 

グレードは上から「RZ」「SZ」「RC」の3種類を展開。RZ/SZは6速ATと6速MTをそれぞれ用意、RCは6速MTのみとなる。価格は279万9000円から351万2000円。サブスクリプションサービス「KINTO」では、初めて車両のカスタマイズを可能(一部ケースを除く)にし、月額2万1450円から提供する。

 

エクステリアはベルトラインから水平に通ったフェンダートップによって、FRスポーツを主張する造形とした。水平に低く通ったアンダーボディとキャビン後部の絞り込みで、意のままの走りを想起させるワイドなスタンスと低重心を表現している。フロントはGRブランド専用の「ファンクショナル マトリックス グリル」を採用し、機能性とエモーショナルさを両立した。

 

インテリアは水平に構成されたインパネとスイッチなどの操作系を最適配置し、運転に集中できる空間を実現した。メーターは7インチTFTディスプレイを採用。水平対向エンジンのピストンの動きをモチーフにしたオープニングアニメーションにより、走行前の高揚感を高める。

 

メーター表示は走行モード別に変化。ノーマルモードでは円形のタコメーター内にスピードを大きく表示し、スポーツモード(ATのみ)ではタコゲージの先端やリングが赤色に、トラックモードではレーシングカーのメーターを参考に回転数などを大きく表示し、スポーティな走りを視覚からも演出する。

 

フロントシートは体をホールドする部分を独立したパッド形状とし、軽量なシートに。さらにスポーツ走行による前後左右Gにも耐えうるよう、グリップ性に優れた素材をシート表皮に採用。クルマとの一体感を感じられるような座り心地を実現した。

 

パワーユニットは「軽量コンパクトかつ低重心な水平対向4気筒エンジン」という特徴はそのままに、排気量を2リットルから2.4リットルへ拡大し、最高出力235ps(従来型比+28ps)/最大トルク250Nm(+38Nm)に動力性能を向上。0-100km/h加速性能は従来型の7.4秒から6.3秒に高めた。あわせてレスポンスを向上させ、高回転域までストレスなく伸びるフィーリングを実現した。

 

また、燃料を燃焼室に直接噴射する「筒内直接噴射」と、吸気ポートに噴射する通常の「ポート噴射」、この2種類を運転状況に応じて最適に制御する専用ツインインジェクターを備えたトヨタの「D-4S」を採用。吸気・排気効率を高める可変バルブタイミングを搭載したスバルの水平対向エンジンとの融合を図っている。

 

ボディサイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm、ホイールベースは2575mm。パッケージ、サイズは従来型を継承し、ほぼそのままに。全高やヒップポイントを低く抑え、シートポジションを車両の内側に設定することでさらなる低重心化と回頭性を向上させた。加速時のスピード感や、クルマが手足のように動く感覚を体感できる。

 

また、街乗りから限界走行まで、どんな速度域でも「走る楽しさ」を感じられる性能を目指し、ボディ剛性を向上。従来型比で横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%向上させることで、高速コーナーにおける軽快なハンドリングなど、優れた操縦安定性能を確保した。高張力鋼板の拡大採用をはじめ、フロントフェンダーとエンジンフード、エンジンアンダーカバー、ルーフにアルミ材を使用し、軽量設計も徹底している。

 

さらにモータースポーツ参戦車からフィードバックされたフロントエアアウトレットをはじめ、サイドシルスポイラー、ダックテールなどを採用。実車走行評価や風洞設備での検証を繰り返し実施し、フロントの接地性やリヤの安定性をはじめ、優れた操縦応答性と安定性を確保した。

 

安全面ではスバルの運転支援システム「アイサイト」を採用(ATのみ)。通常走行における安全サポートや、衝突回避、または被害軽減に貢献するプリクラッシュブレーキなどを搭載する。

 

…9年ぶりのモデルチェンジを受け、車名も新しくなった新型GR86。ボディーシェルやドライブトレーンなどを共有するBRZとは、先代モデルと同じく両車でそれぞれ異なる走行特性を持っているけど、よりダイレクトに走りの違いを実感できる先代モデルからの進化にも注目したい。

 

また、競技ベース仕様となる「RC」が先代モデルの前期型以来久々に設定されたけど、敢えてエアコンを装備しないという必要以上にストイックではなく一通りの快適装備も設定されていて、自走でのサーキットへの移動にも充分対応できるようになったのが大きなプラス要素といえるだろう。

「あの車、どう?」~第319回~

今回のニューモデル紹介日記、今回紹介するのは三菱の上級中型クロスオーバーSUV・新型アウトランダーPHEVを紹介したい。

 

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2012年以来9年ぶりのモデルチェンジで第3世代となる今度の新型は、「より力強く」「より遠く」を実現した独自の新世代PHEVシステム、あらゆる天候や路面状況で安全・安心で快適な走り、力強く存在感のあるエクステリアと上質で先進的なインテリアを特長とする。日産三菱アライアンスで開発した新世代のプラットフォームや先進技術を活用し全方位で進化した。

 

ボディサイズは、全長4710mm×全幅1860mm×全高1745mm、ホイールベースは2705mm(先代が全長4695mm×全幅1800mm×全高1710mm、ホイールベース2670mm)と、大型化。室内の快適性を向上している。

 

室内幅が広がったことでフロントシートのカップルディスタンスを拡大、フロント~セカンドシートの足元スペースを903mmとするなど、ゆとりある空間とした。またリヤモーターコントロールユニットとリヤモーターを一体化することで、ミッドサイズSUVのPHEVながらサードシートを採用した3列7人乗りレイアウトを実現した。

 

グレードは「M(5人乗り)」「G(5人乗り、7人乗り)」「P(7人乗り)」の3グレードを設定。ベースグレードのMが462万1100円(税込)から、上級グレードのPが532万0700円(同)となっている。エコカー減税は重量税が100%免税。

 

「より力強く」「より遠く」を実現すべく刷新したPHEVコンポーネントは、EV航続距離を延長し、EVらしい加速感を向上させた。駆動用バッテリーは、総電力量を20kWhと大容量化し、EV走行換算距離を87km(WLTCモード)まで伸ばした。これによりエアコンなどを使用した場合でも十分な航続距離を確保する。また、ガソリンタンク容量を増大(56リットル)させ、EV走行とハイブリッド走行を組み合わせた総合航続可能距離も大幅に拡大している。

 

フロント及びリヤモーター、駆動用バッテリーの出力を約40%高めることで、アクセルを強く踏み込むシーンでも極力エンジンを始動せずにEV走行の維持を可能とし、高出力なツインモーター4WDならではの滑らかで力強く気持ちの良いモータードライブを実現する。

 

フロントモーターのパワードライブユニットには昇圧機能を新採用。フロントモーターへの供給電圧を高めることで強力な駆動力を発揮し、同時にジェネレーターの発電効率も高めることで電費の低減にも貢献。また、リヤモーターとコントロールユニットを一体化することで、サードシート設置に必要なフロアスペースを確保し、7人乗りシートレイアウトを実現するとともに、ユニットの搭載位置をキャビン外側としたことで高周波ノイズのシャットアウトするなど、高い静粛性を実現する。

 

アクセルペダルだけの操作で加減速することができる、いわゆるワンペダル操作を可能とした「イノベーティブペダル オペレーションモード」を新たに設定しました。減速時にブレーキペダルに踏み替える必要がなく、アクセルペダル操作だけで適切な制動力がかかるため、ステアリング操作に集中でき、雪道などの滑りやすい路面などでの安心感を高める。

 

前後それぞれに1基ずつ駆動用モーターを搭載するツインモーター4WDをベースとした車両運動統合制御システム「S-AWC」に、新たに後輪側にもブレーキAYC機能を追加。前後輪の駆動力を路面状態や運転状況に応じて最適に配分しながら、左右輪のブレーキ制御によるトルクベクタリングも前後輪でおこなうことで、四輪全てのタイヤ能力をバランスよく、最大限に引き出す。

 

路面状況や運転スタイルに応じて選択できるドライブモードは7つを用意。舗装路での通常走行に最適な NORMALを基本とし、乾燥舗装路でキビキビと加速するアクセルレスポンスと高い旋回性を発揮する TARMAC、未舗装路や濡れた舗装路での操縦性と走破性をバランスさせたGRAVEL、雪道などの滑りやすい路面で車両挙動を安定させるSNOW、泥濘路や深雪路で車速に応じてタイヤのスリップ率を最適化することで高い走破性を実現し、スタック時に優れた脱出性を発揮するMUDなど、あらゆる条件に対応する。さらに力強い加速が必要な時のPOWER、環境に優しく経済的なECOも用意した。

 

また、新開発のプラットフォームと高剛性な衝突安全強化ボディによって基本の安全性能を高めたほか、最新の運転支援機能「e-Assist」、高速道路同一車線運転支援機能「MI-PILOT」、万が一の際のSOSコールにも対応する「三菱コネクト」など安心、安全装備・機能もアップデートしている。

 

大きく変わったデザインは、「BOLD STRIDE(ボールド・ストライド)」をコンセプトに三菱らしいSUVデザインをベースに「堂々とした存在感のある佇まい、大地を踏みしめる力強さ、新しい一歩を踏み出す頼もしさを全身で表現」したという。

 

エクステリアは、「ダイナミック・シールド」を新世代化させ、『エクリプス クロス』などと共通する存在感のあるフロントデザインに。また、サイドでは20インチの大径ホイール、それを包み込む筋肉質なフェンダーフレアを採用し、飛行機の垂直尾翼をモチーフとしたDピラーとフローティングルーフによって、力強く軽快な走りをイメージさせる。リヤは六角形の形状をもつテールゲートと、水平基調でボディの左右両端まで広がるテールランプなどにより、ワイドで安定感のあるスタイリングとした。

 

インテリアは、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形のインストルメントパネル「ホリゾンタル・アクシス」を進化。芯が通った力強さと開放感を表現した。フロアコンソールは幅広で存在感と高級感があるものに。また、触感がよく質感の高いソフトパッドを随所に採用したほか、ステッチをあしらうなど上質感にもこだわった。

 

モニターやメーターは視認性に、スイッチ類は操作時の節度感にこだわった「三菱タッチ」という考え方に基づいてデザインし、触覚にも訴える上質さを実現した。12.3インチのフル液晶ドライバーディスプレイ、10.8インチのウインドシールド投写型ヘッドアップディスプレイの採用など、必要な情報を安全かつ的確に確認できるインフォテイメントシステムとしている。

 

普通充電と急速充電に対応し、AC200Vの普通充電で約7.5時間で満充電に、急速充電なら約38分で80%の充電が可能。またエンジンを搭載するPHEVなので、エンジンの発電なら約94分で80%の充電をおこなうことができる(停車状態)。

 

また、1500Wの100V AC電源を車内の2箇所に装備。家庭のコンセントと同じように、アウトドアでも様々な電化製品を使用することができる。コーヒーメーカーや電子レンジ、炊飯器やドライヤーなども1500Wの範囲内であれば問題なく使用可能だ。停電時や災害時には、非常用電源として活躍できる。

 

V2H(Vehicle to Home)機器を使い、住宅への電力供給も可能で、ガソリンが満タン状態なら最大約12日分の家庭の電力をまかなうことが可能だ(先代モデルは約10日分)。夜間電力などの割引を利用してV2H機器からアウトランダーのバッテリーに充電し、電力割引のない時間帯はアウトランダーの電力を使う、という風に、災害時などだけでなく日常においても経済的な活用が可能となっている。

 

…9年ぶりのモデルチェンジにより第3世代へと進化した新型アウトランダー。国内向け仕様ではエンジン車も設定された先代モデルからパワートレーンがPHEV専用車へと一本化され、日本市場における現行の三菱車では実質的なフラッグシップに見合う内容となっているようだ。

 

同じ「CMF-C/D」プラットフォームを有するエクストレイルの次期モデルはパワートレーンにVCターボ+e-POWERの搭載が有力視されていることから、新型アウトランダーではパワートレーンをPHEVとするカタチで住み分けを図るのだろう。車体サイズも一回り大型化されているけど、国産の同クラスではRAV4ハリアー、レクサスNX辺りと競合することとなりそう。

 

昨年のマイナーチェンジでPHEV車が追加されたエクリプスクロスとのクロスオーバーPHEVの「2枚看板」で更なる勢いを付けられるか、来月中旬の正式発売に向けて期待したい。

街かどコスプレイヤー&痛車コレクション2021秋

今日は加賀市熊坂町で開催された「街かどコスプレイヤー&痛車コレクションin加賀蘇梁館」に行ってきた。

 

…朝10時35分に自宅を出発し、国道8号線を加賀方面へ南下しながら会場の蘇梁館へは11時40分頃に到着した。

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会場となった蘇梁館は、幕末~明治にかけて活躍した北前船の船主・久保彦兵衛の主宅を移築・復元され、文化遺産としてのみならず地域交流の場としても広く活用されているという。

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蘇梁館の屋内や庭園では様々なキャラクターに扮したコスプレイヤーさんが、様々なシチュエーションでの写真撮影に臨み、隣接する駐車場では県内や近県から25台の痛車が集まって、小春日和の好天に恵まれた中でのイベントを楽しんだ。午後12時35分に会場を離れ、近くの写真店で撮影した写真を現像してから午後2時15分に帰着した。

 

…ここで、今回のイベント参加車輌の中から、注目した車を紹介したい。

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まず紹介するのは「ラブライブ!」仕様のZC32S型スイフトスポーツです。…「μ's」メンバーの1人・小泉花陽をメインにμ'sのフルメンバーをモチーフとした仕様になっていて、屋根にはμ'sのメンバー9人のぬいぐるみが載っていました。

 

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続いて紹介するのは「温泉むすめ」仕様のZZW30型MR-Sです。…全国各地の温泉地をモチーフに展開されるメディアミックスプロジェクトで、福井県を代表する温泉地・芦原温泉をモデルとした芦原小梅をモチーフに、カッティングステッカーをメインに作成された1台です。

 

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続いて紹介するのは「ラブライブ!サンシャイン!!」仕様のKT1型サンバートラックです。…北海道・函館のスクールアイドルデュオ「Saint Snow」の鹿角聖良・理亞姉妹をモチーフとしているけど、ベースとなったKT型サンバートラックの同型車に乗っていたのでとても懐かしく感じた1台です。

 

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今回のトリを飾るのは、別のSNSで親交のあるみん長さんのS210型ハイゼットトラックです。…「神姫絶唱シンフォギア」をメインに「ガールズ&パンツァー」などを盛り込んだ同車だけど、一昨年のデコトライベント以来久々に会うと、装備された電飾などの仕様変更が図られていました。

能登・赤神カブミーティング2021

今日は輪島市門前町の道の駅・赤神で開催された「能登・赤神カブミーティング」に行ってきた。

 

SNSで親交のあるたすQさんからのお誘いを受けて、久々のイベント遠征となる今回は朝7時に自宅を出発し、国道157号線~海側環状道路~のと里山海道を北上。羽咋市千里浜町の道の駅のと千里浜には8時過ぎに到着した。1時間程してたすQさんと合流し、目的地となる道の駅赤神へと向かった。

 

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国道249号線を輪島方向に北上して、道の駅赤神には午前10時過ぎに到着。駐車場には県内外の各地から能登を訪れたたくさんのオートバイが集まっていた。

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入ってすぐの二輪車専用の屋根付き駐車場には、オートバイ愛好家としても知られるYouTuberの「独ヲタ女子・アッキーch」さんによるオリジナルキャラクター「赤神ホノカ」のイラストが描かれた看板が設置されていた。

 

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今回訪れた道の駅赤神では、国内最大規模のオートバイイベント「サンライズサンセットツーリングラリー(SSTR)2021」の連動イベントとして「能登・赤神カブミーティング」が開催され、敷地内の芝生広場では日本海をバックに、SSTRの創始者でオートバイ冒険家の風間深志さんやホンダのカブイベントなどを牽引してきた元ホンダの高山正之さんをはじめ、TVアニメ「スーパーカブ」のキャラクター・小熊役を務めた声優の夜道雪さんやタレントの福山理子さん、下川原リサさんによるトークセッションや、

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童謡とシャンソンを融合させた日仏混合ユニットのYA・KU・MOの御両人によるミニコンサートなどが催された。…10月とは思えない陽気に恵まれた中でのイベントだったけど、日差しの強さに参ってしばらく車の中で寝てしまったのが惜しまれる。

 

正午を過ぎてからは、志賀町富来領家町の道の駅とぎ海街道で昼食休憩を取ったり、たすQさんも近くのスーパーでお土産の荷物を宅配便で送ってから、今度は羽咋市千里浜の能登千里浜レストハウスへと向かった。

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…千里浜海岸はSSTRのゴール地点となっていて、昨日は全国から1550台のオートバイが集まり、日没のカウントダウンや花火、ステージイベントが催されたとのこと。そんな今日も県外ナンバーのオートバイが千里浜なぎさドライブウェイの終点地となるゴールをくぐる姿が見受けられた。

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レストハウス内の「SSTR CAFE」で軽めの夕食を食べてから、夕日が沈みゆく千里浜の海岸線を眺めてから、富山~長野を経由して東京に帰るたすQさんとは夕方5時30分に別れて帰路に就き、自宅には夜7時前に帰着した。

 

…ここで、今回注目したオートバイを紹介したい。

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まずは今回の遠征に誘ってくれたたすQさんのフォルツァ250です。…当初はスーパーカブ90で参加を予定していたそうだけど、日照時間の関係から高速道路への乗り入れも出来るフォルツァで参加されたそうです。

 

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続いて紹介するのは千里浜なぎさドライブウェイに集まったDN-01の一団です。…'08年~'10年に発売された斬新な外装デザインが特徴的な大型クルーザーで、680ccの水冷V2・OHCエンジンに油圧機械式オートマチックが組み合わされました。

「あの車、どう?」~第318回~

今回のニューモデル紹介日記は、レクサスの中型クロスオーバーSUV・新型NXを紹介したい。

 

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8年ぶりのモデルチェンジで第2世代となる今度の新型は、生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア「VitalxTech Gear」を開発コンセプトとし、走り、デザイン、先進技術を全面刷新。次世代レクサスの幕開けを象徴する第1弾モデルとして、電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、レクサス初のPHEVを設定。HEVとともに電動車の普及を加速させていく。

 

レクサス初となるPHEVモデルは、高熱効率な2.5リットル直4エンジン、総電力量18.1kWhの高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載。クラストップレベルのEV走行可能距離約90kmと十分なパワーを両立している。走行モードは「EVモード」「オートEV/HVモード」「HVモード」「セルフチャージモード」の4種類を用意する。HVモードでは、エンジンとモーターの併用により高い加速性能を実現。オートEV/HVモードでは、レクサス初採用の「先読みエコドライブ」により、駆動用電池の残量や、道路の属性・特性に応じて自動的にEV走行とHV走行を切りかえ、エネルギー効率の良い走りを実現する。

 

新型NXはPHEVのほか、2.5リットル直4ハイブリッド(FF/AWD)、新開発2.4リットル直4ターボ(AWD)、2.5リットル直4自然吸気(FF/AWD)、合計6種類のパワートレーンを導入。駆動力をコントロールし、あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さと、接地感、力感、安心感のある走りを実現する。

 

新型NXでは、ハリアーRAV4にも採用されているGA-Kプラットフォームを採用・改良し、軽量で高剛性なボディと低重心化したパッケージとした。ボディサイズは全長4660(従来型比+20)mm×全幅1865(+20)mm×全高1660(+15)mm、ホイールベース2690(+30)mm。車両の基本性能を大幅に向上させ、レクサス独自の乗り味であるドライバーの意図に忠実でリニアな応答を継承した。

 

サスペンションはレクサスのすっきりとした乗り味を深化させるために新開発。フロントはマクファーソンストラット式、リヤはトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンを採用した。ステアリングシステムは、ラックアシスト式EPSを採用。新開発のバリアブルラックギヤは高速域の安定性を保ちつつ、コーナリングでのクイックなレスポンスを両立している。

 

また、空力操安技術にも徹底的にこだわった。ドア意匠面からベルトモールまでの段差を最小化したフラッシュベルトモールを採用し、風流れを整流することで、操縦安定性を向上。床下ではエンジンアンダーカバーにディンプル形状を設け、微小渦を発生させることで接地感を高めるとともに、高速域の走行安定性に寄与する。

 

フロントビューでは、グリル面を垂直に立てながら、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばし塊感を強化。直立したグリル面で効率的に空気を取り込むことで、ラジエーターの冷却性能を向上させた。また、グリルのメッキ枠を廃止し、塊の存在感を強調することで、シンプルな構成と軽量化を実現。グリルパターンは立体感のある縦長U字形ブロックを採用し、下部にはスリット状の開口を設置。冷却性能を向上させるとともに、SUVに相応しい力強さを演出している。

 

サイドビューは直立したグリル面に向かうボンネットフードで伸びやかさを表現している。またリヤオーバーハングを短くすることで軽快感を演出。加えてベルトライン直線部を短くし、リヤへ向かうキックアップを強調することでキャビンの凝縮感を付与した。リヤコンビネーションランプは、中央に配置した一文字ランプと、左右のL字型ランプを独立させ、組み合わせることにより新型NX独自の個性を追求。中央のブランドマークは、従来のL字ロゴから新たなレクサスロゴに刷新し、次世代レクサスの幕開けを象徴している。

 

エクステリアカラーはレクサス独自の金属表現技術を採用したソニッククロムや、ストレートな高彩度カラーのセレスティアルブルー、深みと鮮やかさを併せ持つブレイジングカーネリアンコントラストレイヤリングなど、全11色を提供する。

 

コックピットデザインは、人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て設計。ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオ、ドライブモードセレクトなど、各種機能の制御が可能な空間を実現している。

 

メーター及びセンターディスプレイエリアは、ドライバーのワイドな視野を確保し、ドライバーのニースペースは程よくタイトにすることで快適な運転に寄与。パッセンジャーエリアは開放感のある空間で、同乗者に快適な移動時間を提供する。ヘッドアップディスプレイからメーターへと前後方向につながる情報表示系の配置と、ヘッドアップディスプレイからセンターディスプレイへつながる操作系の構成により、運転中のスムーズな視線移動を実現。またスタートスイッチ、シフトレバー、ドライブモードセレクトスイッチなどの走行系をステアリング周辺の自然と手が届く場所に配置することで、姿勢を崩さずスムーズに操作が行えるように工夫した。

 

新開発のステアリングは、握りやすく操作しやすい形状を継承しつつ、ホーンパッドの小型化やスポークデザインの変更によりスポーティさを向上させた。シフトレバーは、シフトバイワイヤ用を新開発。しっとりとした触り心地や、握りやすく操作しやすい形状を追求した。フロントシートは負担の少ない姿勢を取ることができ、長時間の運転でも姿勢の崩れないTNGA骨格を採用するとともに、深吊り構造を採用。表皮の固定する位置をパッド側に深く引き込む構造により、コーナリング中のクッション座圧変化を低減し、ドライバー姿勢の安定性を実現する。

 

ラゲージスペースを拡大する際は、センターディスプレイ内のソフトスイッチまたはラゲージルーム内のスイッチ操作により後席シートバックの電動格納・電動引き起こしが可能。リヤドアを開けた状態では後席シート肩口のレバーを引くことで、手動にて素早い格納操作を行うことができる。

 

スポーツモデル「Fスポーツ」では、20インチ専用アルミホイール、バンパーロアのスポイラー、フロントサイドガーニッシュなどを設定。インテリアは、新開発の専用ステアリングホイールに加え、フロントシート、アルミペダル、シフトレバーなどを専用設定し、走りのイメージを強化した。

 

また、車両前後に「パフォーマンスダンパー」を装着。走行中、ボディに生じるしなりや微振動を吸収し、ハンドリング特性をシャープにするとともに、乗り心地と静粛性を向上する。さらに、減衰力切り替え応答に優れたリニアソレノイド式AVSを設定。大きなうねりと細かな凹凸が複合した路面でも、フラットな姿勢の維持とショックの遮断を両立し、優れた操舵応答性、安定感、快適な乗り心地を実現する。

 

新型NXでは、進化したレクサスセーフティシステム+を採用。ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大により、各機能の性能向上や一般道での支援を行う新機能を追加した。プリクラッシュセーフティ(PCS)では、交差点衝突回避支援(出合頭車両)をレクサス初採用。交差点での支援を拡大し、交差する車両や、右折時に前方からくる対向直進車、右左折時に前方から接近する横断歩行者/自転車運転者との衝突回避を支援する。

 

また、高度運転支援技術「レクサス チームメイト アドバンスド パーク」を搭載し、安全/安心でスムーズな駐車を支援。さらにスマートフォンにより、リモートで駐車できる機能も新たに搭載する。加えて、ドアのラッチ/アンラッチを電子制御で行うe-ラッチシステムとブラインドスポットモニターセンサーを連動させた安心降車アシスト(ドアオープン制御付)を採用。その他にもスマートフォンによるクルマの操作を可能とするデジタルキーを採用し、利便性を向上している。

 

マルチメディアシステム、コネクティッドサービスも刷新。大型化/高解像度化した14インチタッチワイドディスプレイを採用するとともに、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを開発した。また、G-Link機能を大幅に拡充することで、日常使いに即したサービスを提供する。

 

…2014年の発売以来、RXとともにレクサスのクロスオーバーSUVの主力量販車種としてその一翼を担うNXは、90以上の国と地域で累計約105万台(2021年8月末時点)を販売するヒットモデルとなった。それだけに8年ぶりのモデルチェンジを受けた新型への期待もかなり大きいといえるだろう。

 

良く見るとバックドア中央部のブランドエンブレムが従来の「楕円形にL」のブランドマークから「LEXUS」表記となっていて、長年培った走行性能やデザイン、先進技術を全てリニューアルし、これまでとは違った次世代レクサスのスタートを具現化した新型NXは、初代以上のヒット車種となる素質は大いにあるといえるのではないか。