能登半島地震からの復興の象徴として輪島市が整備を進めていた「永井豪記念館」が今日、石川県輪島市河井町の朝市通りに開館した。
「ハレンチ学園」をはじめ、「マジンガーZ」「デビルマン」「キューティーハニー」などの代表作で知られる同市出身の漫画家・永井豪さんの貴重な原画114点を通して世界的なマンガ文化を発信し、朝市が終わった午後の観光振興にも繋げる。
記念館の建物は市内の信用金庫の旧店舗を増改築した一部2階建てで、総事業費は1億2300万円。年間5万人前後の来場者を見込んでいる。
1階の165平方mに、高さ2mの「マジンガーZ」像をはじめ、主要な代表作の原画を展示、40年にも及ぶ永井さんの漫画家活動の歩みを紹介し、パソコン画面のキャラクターをペンタブレットでなぞり、漫画家気分を体験出来るコーナーや、人が近付くと足元の水が引き、地下基地で待機する「マジンガーZ」の映像が床面に映し出されるギミックも備わっている。
…輪島塗や朝市に続く、輪島の新たな観光名所の発進には、石川県民の1人としても期待が高い。