正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第275回~

今回のニューモデル紹介日記は、ダイハツの軽ハイトワゴン・新型タントを紹介したい。

 

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タントは2003年の発売以来、圧倒的な室内空間の広さと使い勝手の良さにより、スーパーハイト系という新市場を開拓。2代目では軽自動車初のピラーインドア「ミラクルオープンドア」を実現、2013年に発売した3代目では両側パワースライドドアを採用し、幅広い世代から好評を得てきた、ダイハツの基幹車種だ。

 

…第4世代となる今度の新型は、「新時代のライフパートナー」をキーワードに、すべての世代の顧客ニーズに応える、良品廉価な商品として開発。タントならではの室内空間の広さやミラクルオープンドアを最大限活かした「ミラクルウォークスルーパッケージ」を実現し、使い勝手の良さをさらに向上させた。

 

新型は2代目モデルから採用しているミラクルオープンドアを継続するとともに、運転席のスライド幅を最大540mmに拡大したことで、運転席と後席間の移動や、ピラーインドアから運転席への乗り降りの利便性を向上。さらに運転席に座ったまま後席の子どもの世話をしたり、後席の荷物を取ることが可能となった。また、半ドア時に自動でドアを全閉する「助手席イージークローザー」や、パワースライドドアが閉まりきる前にドアロックを事前に予約できる「タッチ&ゴーロック機能」、クルマに戻った時のパワースライドドア自動オープンを予約できる「ウェルカムオープン機能」など、軽自動車初となる多彩な機能を搭載した。

 

また、進化した予防安全機能「次世代スマートアシスト」を採用。従来からの「衝突警報機能」「衝突回避支援ブレーキ機能」「車線逸脱警報機能」「先行車発進お知らせ機能」「オートハイビーム」に加え、ステアリング操作をアシストする「車線逸脱抑制制御機能」、軽自動車初となる「ADB(アダプティブドライビングビーム)」、「標識認識機能(進入禁止)」を追加。「誤発進抑制機能(前方・後方)」は従来のエンジン出力抑制にブレーキ制御を付加することで、急発進を防止する。これら予防安全機能に加え、運転支援機能「スマートアシストプラス」を搭載。「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」や「LKC(レーンキープコントロール)」、「サイドビューランプ」、さらに軽自動車初となる駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト」を備える。

 

また新型は、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」による第1弾商品となる。サスペンションや骨格の部品配置をゼロベースで再構築したプラットフォームを新開発。曲げ剛性を従来に比べ約30%向上させるとともに、ハイテン材の活用や構造合理化により、プラットフォームを含むボディ骨格全体で約40kgの軽量化を実現している。また世界初となるスプリットギヤを用いた新技術を採用した新CVT「D-CVT(デュアルモードCVT)」や、日本初となる複数回点火(マルチスパーク)の採用などで燃焼効率を向上させた大幅改良エンジンなど、パワートレーンを含め、すべての機構を一新したことで、「走る」「曲がる」「止まる」といった基本性能を大幅に向上させた。

 

…今回のモデルチェンジでDNGAを新たに取り入れた新型タント。近年は競合車種のN-BOXスペーシアに販売面で押され気味だったけど、今度の新型がどこまで巻き返しを図れるのだろうか、軽ハイトワゴンの先駆者としての維持と誇りを見せてもらいたい。

アメリカ自動車界の巨星、94年の生涯を全う

アメリカの自動車大手、フォード・モーターの社長やクライスラー*1の会長を歴任したリー・アイアコッカ氏が、2日に逝去した。享年94歳だった。

 

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フォードの販売部門で頭角を現したアイアコッカ氏は、'60年に同社の主力ブランドに当たるフォード部門のトップに就任。'64年に初代モデルが発売された中型クーペ「マスタング」の開発を指揮するなど、同社の躍進を支え、'70年には社長に就任した。

 

しかし会長だった創業家ヘンリー・フォード2世と経営方針などを巡って衝突、'78年に社長職を解任されるが、翌'79年にクライスラーの会長兼最高経営責任者(CEO)に就任。

 

当時2度の石油ショックで新車需要が大きく落ち込み、ビッグスリーの中でも規模の小さかったクライスラーは深刻な経営危機に陥っていた。そんな逆境下の中でアイアコッカ氏は就任直後に米政府から15億ドルの債務保証を取り付けるなど会社救済に剛腕を発揮し、大幅なコストの抑制も推し進めた。'92年にクライスラーを退社後も電気自動車の会社を発足させるなど常に自動車業界に関わり続けた。

 

アイアコッカ氏というと、'80年代の日米貿易摩擦を巡っては「日本が守るべきなのは自国市場ではなく米国市場だ」と主張し、円安是正や市場開放を訴える一方、フォードの社長だった頃にホンダが開発した低公害エンジン・CVCCの技術供与を受けて、自社の車種への導入を打診したというエピソードもあったといわれる。

 

アメリカの自動車業界においてかなりの強硬派だったという印象があったけど、優れた技術を積極的に取り入れようという姿勢をも兼ね備えた氏の功績は、後世に語り継がれるだろう。

*1:現在のフィアット・クライスラー・オートモビルズ

日本海食堂ミーティング 2019・夏

開催日時:2019年07月21日(日)午後1時ころ~各自お時間の許す限り

開催場所:富山県 富山市水橋堅田9「日本海食堂」

 

いよいよ暑い真夏の本番…、夏バテを吹き飛ばす日本海食堂ミーティングを開催します。

…近年の猛暑に伴う熱中症で倒れないよう、万全の対策を施して快適な環境下でミーティングを楽しみましょう。

日本海食堂ミーティング2019・初夏

 今日は富山県富山市日本海食堂での「日本海食堂ミーティング」に行ってきた。

 

…2か月ぶりの開催となる今日は朝9時15分過ぎに自宅を出発し、雨の降る中いつものように国道8号線を北上。途中小矢部市役所の駐車場で当日市内の中心街で開催されるイベントに向けて準備を進める痛車をウォッチしたり、富山市内のリサイクルショップなどを散策しながら、食堂には午後12時40分過ぎに到着した。

 

食堂に到着して駐車場に車を停めると、ek10-stさんがK12型マーチからHA25S型アルトに乗り換えていた。…ek10-stさんによるとマーチのエンジンが故障して、オーバーホールを行おうとしたものの両親に停められたことから乗り換える運びとなったらしい。

 

6月にしては少し肌寒かったことから、昼食に暖かいモツうどんを食べて温まったところで、

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ek10-stさんが秘蔵の旧車プラモデルを携えてきた。…これらのプラモデルは自宅を片付けるべく秘蔵のコレクションからいくつか放出するとのことで持ってきたそうだけど、幼少の頃に作った覚えのある東京マルイ製のKPGC10型スカイラインから日東化学製のBD型ファミリアといった今回初見のレアものまであった。

 

外は梅雨の時期らしく生憎の雨模様だったことから店内でのミーティングとなったけど、今回はレアものの旧車プラモデルをはじめ、郵便局のオートバイ事情など久々に内容の濃い話題で話が進んだ。

 

…夕方5時40分に食堂を出てから、ek10-stさんと富山市内に新たに開店した中古自動車用品店へと足を運んでから帰路に就いて、夜9時過ぎに帰着した。

「あの車、どう?」~第274回~

今回のニューモデル紹介日記は、マツダの主力中型セダン・新型マツダ3を紹介したい。

 

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…5年ぶりのモデルチェンジで第5世代となる今度の新型は、マツダにとってきわめて特別な意味をもつ新型車だ。2012年にデビューした先代『CX-5』以降のマツダ車は、『CX-8』まで第6世代商品と呼ばれる技術基盤で作られていた。しかしMAZDA3からはプラットフォームやボディ構造、そしてサスペンションなどのコア技術を刷新。マツダ3はその新世代商品群(第7世代)の先陣を切ったというわけである。

 

搭載されるエンジンはガソリンが1.5Lと2.0L、ディーゼルが1.8Lを設定。さらに注目なのが「火花圧縮点火(SPCCI)」と呼ばれる量産車世界初の燃焼方式を採用した2.0Lのガソリンエンジン「SKYACTIV-X」の搭載だ。

 

この「SKYACTIV-X」についてマツダは「優れた初期レスポンスと力強いトルクを備えるディーゼルの良さと、素早い操作にもリニアに追従し、高回転までスムーズに伸びていくガソリンエンジンの良さを兼ね備えた走りを実現」とマツダは説明。「Mハイブリッド」と呼ぶ、スターターモーターを兼ねたモーターにより駆動アシストを行う、いわゆるマイルドハイブリッドを組み合わせて搭載される。

 

ボディタイプはセダンと、「ファストバック」と呼ぶ5ドアハッチバックの2タイプ。セダンがコンサバティブで広い客層に向けたデザインとしているのに対し、ファストバックは好き嫌いが分かれることを覚悟してアバンギャルドで新しい世界観を作ろうという意気込みが伝わってくる。いずれも、従来の常識では考えられない内側に反ったドアパネルを組み合わせているのも大きなデザイントピックといえる。

 

価格はセダンが247万円から355万1200円で、ガソリン1.5Lエンジンがラインナップされないこともあってボトム価格が高め。ハッチバックは1.5Lエンジンも用意するのでスタート価格が低めで、218万1000円から362万1400円だ(同じ仕様であればボディタイプを問わず同一価格)。注目の「SKYACTIV-X」は314万円からのスタートとなる。

 

…これまで国内向けは「アクセラ」の車名で発売されたけど、今度の新型からは海外向けと同じ車名に統一された新型マツダ3。まずはガソリン1.5Lとディーゼルからの発売で、ガソリン2LやSKYACTIV-X搭載車は7月~10月にかけて順次発売されるとのこと。発売前から大きな注目を集めた新型マツダ3だけど、その実力が本物と呼ぶに見合うかはこれからのお楽しみといえるだろう。

愛車と向き合えているか?

実は現在乗っているノートを近々降りる方向で検討している。

 

…というのも「今後の生活環境を考えると現状の収入では維持するのが難しくなるのでは」という経済的な懸念や、運転しても憂鬱な気分になるなど今までのように楽しめなく感じるようになりだして、一昨年ぐらいから手放すべきかどうかの葛藤が続いている。

 

今までなら若さゆえの勢いとかもあって「維持費が思ったより掛かっても多少のことは何とかなる」と乗り続けられたけど、去年ぐらいから本来は農作業用のサンバートラックに乗ることが増えてきて、しばらく乗らずにいることもしばしある程だ。

 

そんな僕もノートを導入してから5年半乗っているけど、倦怠感を持ったまま惰性で乗り続けるより一旦降りることで愛車との向き合い方を今一度再考するというのも、選択肢の一つなのではないだろうか。

 

…確かあるアニメ映画の主題歌に「別れも愛の一つだと」という歌詞があったけど、たとえ降りたとしても後悔はしたくないだけに、新たなオーナーさんの下へ旅立つまでは思う存分に楽しめるようにしたい。

「あの車、どう?」~第273回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの高性能スポーツカー・新型スープラを紹介したい。

 

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今度の新型は、TOYOTA GAZOO Racingが展開するスポーツカーシリーズ「GR」初のグローバルモデルとなり、ユーザーに心から走りを楽しんでもらえるクルマ「GR スープラ」として誕生した。また、新型スープラは、2013年に締結したBMWとの包括提携による初の商品でもあり、生産はオーストリアのマグナ・シュタイヤー社グラーツ工場で行われる。車両は海路で運ばれた後、トヨタ自動車の元町工場を経由して、ユーザーの手に届けられる。

 

新型はスープラの5代目*1にあたり、2002年に生産終了してから17年ぶりの復活。歴代スープラ同様に直列6気筒エンジン*2とFR方式を継承している。加えて新型は「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を実現した。

 

先進安全装備については、昼間の歩行者に加えて自転車の運転者を検知する「プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」、「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」等を標準装備。車載通信機DCMも標準搭載し、スープラ専用のコネクティッドサービス「Toyota Supra Connect」を提供する。

 

また、GAZOO Racingのテクノロジーをフィードバックした車両情報記録装置「TOYOTA GAZOO Racing Recorder」を販売店オプションで設定。アクセル、ブレーキ、ステアリング、シフトポジションなどのドライバーの操作情報、車速、エンジン回転数、加速度などの各種センサーの値、車両位置情報等をSDカードに記録するデータロガー機能を用意し、別売のアクションカムによる動画との連携も可能にした。

 

全車、2人乗りのFR(後輪駆動)となり、トランミッションは8速スポーツAT。ボディサイズは全長4380mm、全幅1865mm、全高1290~1295mm。ホイールベースは86より100mm短い2470mm。

 

…平成14年の生産終了以来17年ぶりに満を持しての復活を遂げた新型スープラ。今春発売されたBMW・Z4とはプラットフォームやドライブトレーンを共用する実質的な兄弟モデルとなるけど、トヨタブランドにおけるスポーツカーのトップモデルと呼ぶに見合う優れた走行性能を有するからには、乗り手の五感を大いに刺激することだろう。

*1:前身のセリカXXを含む

*2:直6エンジン搭載車はRZのみで、SZ/SZ-Rは直4エンジンを搭載している