今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの上級中型オフロード4WD・新型ランドクルーザー250を紹介したい。
平成21年以来15年ぶりのモデルチェンジとなった今度の新型は、ランドクルーザーの中核モデルとして、悪路走破性を基本にしながら使いやすさを向上させ、多くの人々の生活を支えることを目指して開発された。開発陣は、高級・豪華路線にシフトしてきたランドクルーザー プラドの原点に戻すべく、「質実剛健」を追求する開発コンセプトを掲げた。
250シリーズの登場により、ランドクルーザーの3モデルのポジションが明確になり、車名も全車「ランドクルーザー」に統一された。新型車は、GA-Fプラットフォームを採用し、ランドクルーザー初の電動パワーステアリング(EPS)とSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を搭載。これにより、オフロードでの悪路走破性とオンロードの操縦安定性を両立させている。
また、2.8リットルディーゼルエンジンと2.7リットルガソリンエンジンの2タイプのパワートレーンを設定し、フルタイム4WDによって高い走行性能を実現している。
特別仕様車ZXファーストエディションは、ZXグレードをベースに丸目型Bi-Beam LEDヘッドランプやマットブラック塗装のアルミホイールなどを特別装備。VXファーストエディションは、専用外板色や内装色を採用し、トヨタセーフティセンスやトヨタチームメイトを含む先進機能を付与している。
…15年ぶりのモデルチェンジを受けた250系ランドクルーザー。300系と70系を含む3タイプを擁するランドクルーザーの中核を担う250系は、その原点に立ち返ったといえる。
初代モデル・BJ型の発売以来、70年以上の歴史を有する由緒あるブランドでもあるだけに、4WD車として求められる様々な路面状況での走行性能や耐久・信頼性をより高いレベルで応えられるようベストを尽くして開発された最新作は、新たな歴史の1ページをどんなカタチで刻んでゆくのだろう…。