正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」~第280回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの主力小型ハッチバック・新型ヤリスを紹介したい。

 

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…平成22年以来9年ぶりのモデルチェンジにより、国内向け仕様は車名も「ヴィッツ」からヤリスへと改められる今度の新型は、トヨタ平成27年発売の4代目『プリウス』から採用している開発手法のTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)による第4弾のプラットフォーム(車台)で、コンパクトカー向けとなる「GA-B)」を初導入した。併せてエンジンや、トランスミッション、サスペンション、ハイブリッド車(HV)システムなど主要コンポーネントを全て新設計している。

 

パワートレインは1.5リットルおよび1.0リットルのガソリン車と、1.5リットルのガソリンエンジンによるHVの3タイプとしている。いずれもコンパクトカーの性能を引き出すため、小型・軽量で機械的フリクション(摩擦)も小さくできる3気筒エンジンとした。トヨタの1.5リットル級エンジンでの3気筒化は初めて。約50kgの車両軽量化も図るHVの燃費性能は、HVとして世界最高レベルを目指しているという。

 

安全装備では同社の予防安全パケージである「トヨタ・セーフティ・センス」(TSS)を標準搭載し、しかもTSSのプリクラッシュセーフティ(衝突回避支援・被害軽減機能)では初となる右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知できるシステムを導入している。重大な事故発生の多い、交差点での対応範囲を拡大する。

 

安心・快適機能では、これもトヨタ初となる高度駐車支援システム「Advanced Park」をオプション設定する。並列、縦列駐車ともに可能で、シフト操作以外のハンドル・アクセル・ブレーキはクルマ側が制御する。また、白線のない駐車場に止め、そこを画像認識技術でクルマに覚えさせる世界初のメモリ機能も搭載している。価格やオプション装備などの詳細は12月に発表する。 

 

…来年2月の正式発売を前に、今月24日より開催される東京モーターショーにも出品される新型ヤリス。スターレットに代わる新世代のコンパクトカーとして新たな時代を切り開いた初代モデルの発売から20年を経て、従来のコンパクトカーの既成概念を大きく変えるべく、その軽さを生かした軽快な走りと最高の燃費の実現させるとともに、先進技術の意欲的な投入により「車輌サイズのヒエラルキーにとらわれない車を目指す」という姿勢に新型ヤリスへの意気込みを感じさせた。

ミニカーのレストア

まずは今回の台風19号で被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。…そんな中、一昨日~今日にかけてミニカーのレストアを行ってみた。

 

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今回レストアしたミニカーは、いずれもトミカのY30型セドリックとN12型パルサーエクサの2台で、一昨日の朝から作業に取り掛かった。

 

まずセドリックは今月七尾市で行われた旧車イベントで入手した個体で、塗装がほとんど剥がれていた状態だったけど、本体のダメージは思っていたより少なかった。…表面を馴らしてからサーフェイサー~中塗り~上塗り~クリアーの順に塗装を行い、ボディーカラーには発売時のイメージカラーだったアイボリーホワイトを選んでみた。

 

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続くパルサーエクサは以前ボディーカラーを塗り替えた個体だけど、余りにも仕上がりが酷かったので塗膜を剥がした上で塗り直してみる運びとなった。…塗膜を剥がしてからは先のセドリックと同じ工程で塗装を行い、ボディーカラーはブルーメタリックと黒のツートーンとした。

 

2台とも前後のライトや窓枠など現行品に準じた細かなディテールアップも図ってみたけど、間近で見ると粗が残るものの何とか見られるぐらいには仕上がり、今回のレストアは概ね成功といえるだろう。

 

…今度はどんな中古ミニカーをレストアしてみようかとなると、旧車イベントやリサイクルショップなどでのベース車探しに奔走せずにはいられない。

おやべクラシックカーフェスティバル2019

今日は富山県小矢部市クロスランドおやべで開催された「おやべクラシックカーミーティング」に行ってきた。

 

朝8時15分過ぎに自宅を出発し、国道8号線を北上して会場のクロスランドおやべには9時20分過ぎに到着した。…去年は台風の接近~通過により中止になったことから2年ぶりの開催となった今回は、富山県内や近県から95台の旧車が集まり、日本自動車博物館の協力によるボンネットバスの運行や参加車輌による会場内のパレード走行などが催された。

 

会場を散策してからは、ケータリングコーナーで昼食にラーメンを一杯食べたところで午後1時30分過ぎに会場を離れ、野々市市内の書店に立ち寄ったりしながら午後3時30分頃に帰着した。

 

…ここで、参加車輌の中から注目した車を紹介したい。

 

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まず紹介するのは、マツダB2200キャブプラスです。…北米などへ海外向けの輸出専用車として発売されたピックアップトラックで、日本でも4WD車が「プロシード」の車名で平成元年~12年に発売されました。

 

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続いて紹介するのは、KRBB型マツダR360クーペです。…昭和35年に発売された最初の自社製軽乗用車で、軽3輪トラックのK360と同じ空冷4ストローク・V2エンジンを搭載し、当時としては珍しいオートマチック車も設定されました。

 

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続いて紹介するのは、H130型セドリック・2.0カスタム6です。…昭和40年の発売当初はイタリアのカロッツェリアピニンファリーナによるヨーロッパ車を意識した外装だったのが、昭和43年のマイナーチェンジで前後のデザインが大幅に変更されました。

 

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続いて紹介するのは、PH100型ヒルマン・ミンクス1.5スーパーデラックスです。…いすゞがイギリス・ルーツ社との提携によるノックダウン生産で発売し、後年のベレルやベレットへの足掛かりとなったとともに、「ミンクス」の名は後にジェミニのグレード名にも用いられました。

 

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今回のトリを飾るのが、MA45型セリカXX・2.0Gです。…*A40系セリカLBのフロントノーズを延長し、2リッター~2.6リッターの直6エンジンを搭載させたグランドツアラーで、スープラの実質的な初代モデルとなります。

「あの車、どう?」~第279回~

今回のニューモデル紹介日記は、マツダの新型クロスオーバーSUV・CX-30を紹介したい。

 

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CX-30は今春発売された『マツダ3』のプラットフォームをベースとした、『CX-3』と『CX-5』の中間に位置するコンパクトSUV。混雑した市街地や縦列駐車などでも取り回しができる全長として4395mm、タワー式立体駐車場を気軽に使える寸法として全高1540mm、全幅1795mmを設定。最低地上高を175mmと高めに設定しながらも、地面から着座位置までの高さを最適化し、前後の席で自然な乗降性を確保した。

 

室内空間も前席の乗員間隔をCX-5同等の740mmに設定。幅広のセンターアームレスト・ドアアームレストを採用したことと相まって、窮屈感のない楽な着座姿勢を提供する。後席は前席との距離を長めに取るとともに、着座位置の高さとフロア高を調整することで、大きな体格の人でも余裕を持って着座できる頭上空間を確保。荷室は大型ベビーカーと旅行用バッグなどを同時に積載できる430リットルの容量と1020mmの開口幅を確保したほか、開口部下端の高さを地上から731mmに設定し、荷物の積み降ろしにも配慮した。

 

エクステリアは、ボディ上部にスリムで伸びやかなプロポーションと、下部の黒いガーニッシュ(クラッディングパネル)によるSUVらしい力強さと安心感を、ひとつのボディで同時に表現。フロントフェンダーからリアタイヤには書道の筆づかいの動きに着想を得て、スピード感ある弧を描いた。ショルダー部は、ひと筆書きの強い光で動きを表現。その下のボディ面は、クルマの動きとともに周囲の景色がS字型に揺らめきながら映り込む、光の移ろいを表現した。

 

インテリアでは、ドライバー中心に表示機器、操作スイッチ等を左右対称にし、それらをドライバーへ向けて正対させるように配置。クルマとの一体感を強め、心地よい「包まれ感」を表現した。助手席はメーターフードを起点に、助手席側ドアトリムまで美しくカーブを描くウイング状のフード造形を採用。大きく包み込むようなデザインによって、コクピットとは対照的に居心地のよさと安心感を提供する。

 

走行面では、新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」を採用。シート、ボディ、シャシー有機的に連携させながら、人間の特性に基づいた造り込みを徹底。違和感や不安感、不快感のない、人間の感覚にフィットした乗り心地と操縦安定性を実現している。また、AWDシステム「i-ACTIV AWD」も進化。新たにG-ベクタリングコントロール(GVC)との協調制御を採用し、これまで以上にニュートラルなコーナリング性能を実現する。

 

パワーユニットには、新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」をはじめ、「SKYACTIV-G 2.0」、「SKYACTIV-D 1.8」を搭載。SKYACTIV-Xには、小型で効率的なハイブリッドシステム「M HYBRID」を組み合わせ、より高いレベルで動力性能と環境性能を両立する。また、SKYACTIV-G 2.0、SKYACTIV-X搭載機種には、6速AT「SKYACTIV-DRIVE」とともに、6速MT「SKYACTIV-MT」を設定。クルマを積極的に操る楽しさを、クロスオーバーSUVでも提供する。

 

安全性能では、わき見や居眠りを検知し警告する「ドライバー・モニタリング」、追従走行機能とステアリングアシスト機能により、高速道路や自動車専用道路の渋滞時に運転疲労の軽減をサポートする「クルージング&トラフィック・サポート」など、最新の安全技術「i-ACTIVSENSE」を搭載する。

 

CX-3に+αの快適性と走行性能を取り入れたCX-30。車名の数字が「30」と2桁になっているのは、同じ車格に位置するCX-3より上級な位置づけ且つ別の車種であることを意味していることも関係しているようだ。パッケージングも荷室や後席空間、乗り降りのしやすさ、安心安全性能(ADAS機能)、車内静粛性などメインのターゲットとなる若いファミリー層を意識したものとなっているといえる。

 

同クラスにはC-HRヴェゼルなどをはじめとする有力な競合車種のひしめく激戦区で、国内人気SUVボリュームゾーンを取りこぼしのないよう投入されたCX-30がどこまでシェアを取り込めるか、来月24日の正式発売で答えが出るといえそう。

「あの車、どう?」~第278回~

今回のニューモデル紹介日記は、トヨタの主力小型セダン・新型カローラを紹介したい。

 

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昨年6月に発売されたハッチバックカローラスポーツ」に続き、シリーズの主力となるセダンとステーションワゴン(ツーリング)が新型にモデルチェンジされた。今度の新型はTNGAなどグローバルなプラットフォームや設計を受け継ぐものの、サイズやデザインの随所に国内専用の設計が採り入れられている。

 

新型の特徴は低重心とロバスト(堅牢性)を意識したスタイリング。新開発のダンパーやサスペンションチューニングと新設計のボディフレームが生み出す走りの性能。トヨタセーフティーセンスを全車種標準搭載とした安心・安全機能の充実。そして、カローラスポーツで対応したT-Connectの新しいコネクテッド機能の4つ。

 

日本専用として、さらにこだわった点は、国内道路事情、駐車場事情にあわせたボディサイズだ。セダンで全長が4495mm。全幅が1745mm。グローバルモデルのカローラより全長で135mm短く、全幅で35mmほどコンパクトになっている。セダン、ツーリングともに国内従来モデルより若干大きくなっているが、Uターンなど取り回しが損なわれないよう最小回転半径も5ナンバー枠内だった従来型と同等の5mに抑えられている*1

 

そのため、外装部品でフロントのボンネットフード、フロントウィンドウ、リアウインド以外、フェンダー、ドア、バンパー、ルーフなどは国内モデル専用のデザインになっている。ドアの取り付けやミラーの角度なども、狭い駐車場や駐車スペースでの壁や隣のクルマとの干渉を抑える工夫が施されている。

 

搭載されるパワートレーンもガソリン、ハイブリッドともに1.8リットル・エンジンと1.2リットルターボが用意され、1.2リットルターボ車には6速マニュアルミッション車も設定されている。

 

…日本を代表する国民車であり、トヨタを代表するロングセラーカーでもあるカローラは、12か国・15か所の生産拠点を持ち、150以上の国で販売され、年間販売台数150万台、累計世界販売台数4750万台を誇るグローバルカーとしての顔も持っている。

 

そんな中で国内向け仕様は、日本の道路・駐車場事情などに合わせて5ナンバー枠内の車体サイズを通してきただけに、グローバルモデルより一回り小型化されているとはいえ、派生車種以外で初めて3ナンバー化された新型がどこまで受け入れられるかは現段階では未知数と言えるだろう。

 

…また、近年はカローラのユーザー層の高齢化が進む中、今度の新型では30代~40代をターゲットに、運転のしやすさ、取り回し、シートアレンジをはじめ、ディスプレイオーディオやコネクテッド機能を取り入れることにより、大幅な若返りを図りたいという意気込みが感じて取れる。

*1:G-Xグレード、15インチタイヤ装着時。16、17インチタイヤでは5.3m

北陸ハチマルミーティング2019

今日は富山県射水市太閤山ランドで開催された「北陸ハチマルミーティング」に行ってきた。

 

…朝7時45分に自宅を出発し、国道8号線を北上しながら会場の太閤山ランドには午前9時30分頃に到着した。

 

好天に恵まれた会場には、昭和50年代~平成初期に生産された100台近くの旧車が県内外から集まって、日差しの照る中で参加車輌のオーナーさん同士の親睦を深めたり、「Restore」によるミニライブコンサートが催された。

 

…9月の半ばに差し掛かっても残暑の残る暑い中での涼を求めて日陰で昼寝をしたり、太閤山ランドの敷地内で催されたフリーマーケットで宝探しをしたりしながら、午後2時に会場を離脱して、途中電器店などに立ち寄りながら午後4時40分頃に帰着した。

 

…ここで、会場内で発見した参加車輌の中から注目した車を紹介したい。

 

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まず紹介するのは、今年で昭和59年の発売から35年を迎えたAA2型レオーネ・1.6マイアⅡです。…平成元年の初代レガシィ発売後も継続生産された最後期モデルで、現存する同型車に4WD車が多い中、FF車で内外装ともフルオリジナルの個体は、意外と希少な1台でした。

 

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続いて紹介するのは、BD1031型ファミリア・1.3XLです。…'80年代のマツダにおける主力量販車種となった同車は赤い1.5XGが代表的だけど、水色のボディーカラーが新鮮に映りました。

 

 

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続いて紹介するのは、此方も今年で昭和59年の発売から35年を迎えたKA5型ジャスティ・1.0LJです。…軽自動車・レックスのボディーシェルやパワートレーンを拡大した小型ハッチバックで、日本初のCVT搭載車となったエポックメーキングな車でもあったりします。

 

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続いて紹介するのは、今年で昭和54年の発売から40年を迎えた720型ダットサントラック・1.6標準ボディーデラックスです。…歴代初の4WD車も設定されるなど多様化するニーズにも応えたピックアップトラックで、商用車ゆえ現役時代に酷使されることから現存数の少ない中、内外装とも綺麗なコンディションの1台でした。

 

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今回の「大当たり」だったのが、FJR30型スカイライン・1.8ハイグランドサルーンXです。…ベーシックグレードの1.8TIをベースに内装をグレードアップした特装車で、RSやGT系とは対極をなすファミリーユース向けの主力を担いました。

 

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今回のトリを飾るのは、HNN13型リベルタビラ・1.5GF-Eです。…同型のパルサー4兄弟*1の中では地味な印象があったけど、此方の個体は1.6SSSに次ぐ上級グレードのフルタイム4WD車でした。

*1:パルサー/ラングレー/リベルタビラ/エクサ

快適装備は過剰装備?

ツイッターをチェックして見ると、mixiでも親交のあるさくらさんのこんなツイートが目に留まった。

 

 

…どうも最近の車の装備について友人とのやり取りからのツイートで、「普段は快適装備の少ない車種に乗っていると、最近の車は何かと不要不急な装備が多すぎる」と呟いたようだけど、そのツイートを読んでいて僕もふと思いつき、こんなツイートを呟いた。

 

 

 

 最近の車は衝突被害軽減ブレーキをはじめとした運転支援システムや、自動で光軸の調節が出来るヘッドライトなどの装備が軽自動車~高級SUVまで幅広い車種に標準装備されるようになっているけど、一般のドライバーが普段乗る分にはこれらの装備をフルに活用できる機会はごく限られるといえるだろう。

 

確かにいざという時に役に立つ便利な装備を持っていても、使う機会がなくては無用の長物にもなりかねないし、これらの装備が加わる分価格や維持費が嵩んでしまう。…もちろん見方によっては、対応する車種が増えることにより価格も安くなるメリットも充分にある。

 

かつては高級車でないと装備されなかったエアコンやパワーウインド、カーナビからエアバッグやABSなども今では軽自動車にも装備される必需品といえるだけに、運転支援システムなども将来的には必需品となる時代が来るとは思うけど、普段乗る分には必要最小限の装備があれば充分に事が足りるものだったりする。