先週末に発生した新潟県中越地震では地震の揺れの強さを示す加速度が十日町市で最大1750ガルに達し、今回の地震と同様の直下型だった9年前の阪神・淡路大震災を遥かに超える強い揺れを観測したという。阪神・淡路大震災のときは最大818ガルだったので、その揺れの強さは尋常なものではない。
この地震では上越新幹線の浦佐−長岡間を走行中だった「とき325号」(東京発新潟行き)が脱線する事故が起きたものの、幸い乗員・乗客にけが人が1人も出なかった。…というのも地震の発生時、走行していた区間が直線だったことや、車重の重い旧型の200系だったことも考えられるけど、復旧までにはかなりの時間が必要なようだ。
発生から日が経つにつれ、倒壊した建物や寸断された交通網など地震が残した爪あとの大きさに改めて自然災害の恐ろしさを痛感した。…復興するまでには多大な時間を要するかもしれないけど、長岡や小千谷をはじめとする中越の地に再び平穏と活気が戻ることを願いたい。
