今回のニューモデル紹介日記は、いよいよ今日発売となったレクサスのフラッグシップ・新型LSを紹介したい。
1989年(平成元年)に北米での「レクサス」導入にあわせて初代LS、日本では同年秋に「セルシオ」の車名で発売された。…この初代LSが発売されたことをきっかけに、これまで「高品質で低価格」というコストパフォーマンスの高さで世界的な支持を得た日本車がメルセデス・ベンツやキャデラックをはじめとする欧米の高級車とも肩を並べるような位置に立った記念碑的な車でもあった。
今回発売された新型LSは、これまで日本ではトヨタ・ブランドのフラッグシップ*1として3世代にわたって君臨したセルシオに替わって、国内向けレクサスのフラッグシップとしてラインナップに加わり、去年夏にスタートした日本でのレクサスのラインナップは一応の完成形となった。
新型LSに搭載されるエンジンは4.6リッター・V8で、世界初の8速オートマチック・ミッションを組み合わせた。さらに駆動力やステアリング、ブレーキを統合制御し車輌姿勢を安定させる「VDIM」をはじめとした電子制御技術を惜しみなく取り入れ、安全面でも改良された「プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー式)」が装備されている。
…気になる価格はベーシックグレードの770万円から「version U Iパッケージ」の965万円までで、現行のトヨタ・ブランドでのフラッグシップであるクラウンマジェスタよりも高い。「微笑むプレミアム」の真打・新型LSは過去3世代のセルシオが築き上げた実績を超えられるか。
*1:センチュリーを除く一般オーナー向け