今回のニューモデル紹介日記は、ダイハツの新型軽クロスオーバー・タフトを紹介したい。
今年1月に開催された東京オートサロンで先行発表され、正式発売となった新型は、TAFT=“Tough & Almighty Fun Tool”の頭文字。「日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒」をコンセプトに開発された。
新型タフトは、2019年に発売した、『タント』、『ロッキー』に続く、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA」=Daihatsu New Global Architecture 第3弾商品であり、ダイハツの「ラインナップの柱のひとつ」として、拡大傾向にある軽クロスオーバー市場に投入される。
エクステリアデザインでは、スクエアボディと高い最低地上高、大径タイヤなどにより、SUVらしいタフさや力強さを表現した。前席上には大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備した。また、新しいパッケージングコンセプト「Backpackスタイル」を採用し、ワクワク感あるデザインと多彩な収容スペースのある前席「クルースペース」と、自由自在にアレンジ可能な後部「フレキシブルスペース」により、日常からレジャーまでアクティブに活躍できるモデルとした。
安全・安心面では、「先進技術をみんなのものに」という考え方のもと、予防安全機能「スマートアシスト」を進化させ、全車標準装備とした。新開発のステレオカメラを採用し、衝突回避支援ブレーキ機能の対応速度を引き上げるとともに、夜間の歩行者検知を実現。またダイハツ初の「電動パーキングブレーキ」を採用するなど、安全・安心性能を向上させた。
ラインナップは、NAエンジンの「X」、「G」、ターボエンジンの「Gターボ」の3グレード。トランスミッションはCVT、駆動レイアウトはすべてのグレードで2WDまたは4WDを選べる。メーカー希望小売価格(消費税込み)はX/2WDの135万3000円からGターボ/4WDの173万2500円まで。月間販売目標台数は4000台となっている。
…昭和49年~59年にかけて発売されたオフロード4WD以来、軽クロスオーバーとして36年ぶりの復活を遂げた新型タフト。堅牢さを前面に出したスタイリングは平成12年に発売されたネイキッドをも彷彿とさせるけど、タフトと直接競合するであろうハスラーの牙城を如何に崩すのだろう。