正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

'19夏の東海遠征・その1(小松~四日市)

26日~29日にかけて、三重県鈴鹿市鈴鹿サーキットで開催された「第42回鈴鹿8時間耐久ロードレース」の観戦に行ってきた。

 

…今回の遠征初日となる26日は、帰宅後に洗車などを済ませてから午後4時30分に小松空港へと向かい、北海道在住でmixiでも親交のあるさくらさんと合流。しかしそれは4日間にも及ぶハプニング続きな遠征の始まりとなった。

 

荷物を車内に載せて小松空港を出発し、さくらさんから友人たちに贈る北海道土産の話を聞かれると、前日自宅に届いたカメラや交換レンズのことで頭がいっぱいになっていて、あろうことか同梱されていた炭酸ジュースやカップ麺のいくつかが友人に贈るお土産用とまで気付かなかったという失態を犯してしまった。

 

そんな中で国道8号線北陸自動車道国道23号線をひたすら南下し、その途中さくらさんが愛読しているオートバイ専門誌を求めて福井県福井市岐阜県大垣市の書店などに立ち寄ったりしながら、午後10時前に今回の宿舎となる三重県四日市市内の旅館に到着。…遅めの夕食と入浴を済ませてから深夜12時過ぎに就寝した。

 

…その2に続く。

日本海食堂旧車オフミーティング2019・早秋

開催日時:2019年08月18日 (日) 午後1時ころ~各自お時間の許す限り

開催場所:富山県 富山市水橋堅田9「日本海食堂」

 

厳しい残暑が続くけど、お盆を過ぎるとそろそろ秋の予感…そんな季節の変わり目を感じる旧車オフミーティングを開催します。

 

新学期を控えたお子様の夏休みの自由研究はもちろんのこと、お盆の帰省先でのお土産話のネタ探しや秋のイベントシーズンを控えた旧車オーナーさんの情報交換など、過ぎ行く夏の思い出づくりを楽しみましょう。

 

…また、今回は恒例のバーベキュー大会を予定しており、会費は1000円となります。

日本海食堂旧車オフミ2019・夏

今日は富山県富山市日本海食堂での旧車オフミーティングに行ってきた。

 

朝8時30分に自宅を出発し、近くの保育園で参議院議員選挙の投票を済ませてから国道8号線を北上。途中高岡市内の書店に立ち寄りながら食堂には午前11時30分前に到着した。

 

…到着して車を停めると、ちょうどよいタイミングで1台の自転車も到着した。

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一見するとブリヂストンサイクル製の実用自転車「ジュピタープリンス」だけど…、

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その左後ろには小型の補助エンジン「BSモーター41スーパー」が搭載されていて、正しく名実ともに「原動機付自転車」だった。オーナーさんによると、燃料タンクは荷台のプラケース内に仕込んであるとのことでした。

 

食堂で休憩を取っているとメンバーさんも徐々に集まって、そんな中でek10-stさんが段ボール箱一杯に旧車のプラモデルを携えてきた。

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今回も秘蔵のコレクションからいくつか放出するとのことで持ってきたそうで、僕もLS製の910型ブルーバードを購入したけど、別のメンバーさんの入手したクラウンモデル製のL10B型コスモスポーツのパッケージを良く見ると…

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本来であれば「COSMO」となる表記が「COSUMO」とフリガナ読みになっているというエラー品(?)だった。

 

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外に出ると駐車場には10台近くが集まっていて、厨房裏ではえいちゃんさん・しるば~でぼさん夫妻が慣れた手つきで焼き鳥を焼いていた。…お昼時を少し過ぎたとはいえ、昼食がてらに食べるメンバーさんも見られ、夕方の総菜メニューにも提供された。

 

やや曇り空だったけど思いのほか蒸し暑く心身ともにバテそうになる中、新潟から久々に参加してくれたメンバーさんと再会。…以前のY31型セドリックからHA36S型アルトワークスに乗り換えての参加だったけど、初代デボネア発売当時の自動車誌や当時物のホテルのパンフレット、更には旧・ソ連製の高級乗用車・チャイカの紹介されたガムのおまけカードまで持参してくれた。

 

体調が今一つ優れない上に、先週の京都での痛ましい事件で受けたメンタル面のショックもあってか、夕方5時50分過ぎに帰路に就いて、夜8時前には自宅に帰着した。

「あの車、どう?」~第277回~

今回のニューモデル紹介日記は、ホンダの軽ワゴン・新型N-WGNを紹介したい。

 

 

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5年8カ月ぶりのモデルチェンジにより第2世代となる今度の新型では、Nシリーズの提案する「Nのある豊かな生活」という想いのもとに、生活に一番大切なものを見極め、その本質的価値を徹底的に磨き上げるというクルマづくりの考え方から、安全性能と使い勝手を追求。ひとりひとりの毎日の暮らしになじみ、誰もが心地よく使え、親しみやすさを感じるクルマを目指した。

 

新型N-WGNは、安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備とし、衝突軽減ブレーキ<CMBS>は、軽乗用車として初めて横断中の自転車に対応。また、街灯のない夜間の歩行者検知も進化させた。このほか、渋滞追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)、誤発進抑制、歩行者事故低減ステアリング、先行車発進のお知らせ、標識認識、路外逸脱抑制、LKAS(車線維持支援システム)、後方誤発進抑制、オートハイビーム、合計10の先進機能で安全運転をサポートする。

 

また、パーキングセンサーシステムをホンダの軽自動車で初めて標準装備。リアバンパーに搭載した4つの超音波センサーでクルマ後方の障害物の接近を検知し、アラーム音とメーターディスプレー表示でドライバーに知らせる。さらにペダルから足を離しても停車状態を保持できるオートブレーキホールド機能や、アクセルを踏むだけで自動解除できる電子制御パーキングブレーキなど、駐停車機能も充実させた。

 

N-WGNのセールスポイントである大空間の荷室は新型になって進化。重い荷物も載せやすいよう低床化し、備え付けのボードを使うことで上下2段の積み分けを可能とした。ボードを残したままリアシートを倒せば、上段の荷室に奥行が生まれるほか、ボードをリアシートの背面に収納すれば、高さのある荷物も積み込めるなど、シーンに合わせてアレンジできる。また、助手席前に設けた小物を置けるトレーのほか、足元のセンターロアーボックス、後席の下のトレーなど、収納スペースを確保。運転席から手が届く位置にUSBジャックを配置するほか、前席シート背面のポケットなど、毎日の運転における使い勝手の良さを高めた。

 

運転席周りでは、さまざまな体格のドライバーが最適な運転姿勢を確保できるよう、運転席ハイトアジャスターに加え、ホンダ軽自動車で初めてとなるテレスコピック&チルトステアリング機構を標準装備。また、ドアの開口部とフロアとの段差を少なくしたことで足運びがしやすく、運転席のシート座面高は、乗降時の腰の上下運動を最小限とする位置とし、乗降性を高めた。

 

N-WGNの外観は、フロントからドア、リアゲートまでハリのあるなめらかな面で構成。すっきりと見えながら室内の広さを感じさせる箱型のボディは、円形状のヘッドライトと相まって、暮らしになじむ親しみやすさと安心感を表現している。インテリアは、ブラウンを基調に、シート表皮はアイボリー、背面をブラウンとすることで室内空間になじみ、広さと心地よさを表現した。

 

…今回のモデルチェンジで第2世代へと進化した新型N-WGN。持ち前の使い勝手の良さに加えてふんだんに取り入れられたホンダの軽では初となる先進装備は、競合車種への大きなアドバンテージとなるだろう。

「あの車、どう?」~第276回~

今回のニューモデル紹介日記は、日産の高級ツアラーセダン・スカイラインの後期モデルを紹介したい。

 

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平成24年に発売された第13世代のV37型スカイライン。今回大規模なマイナーチェンジが行われた今度の後期モデルは、世界初の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」がハイブリッド車に標準装備される。


ナビゲーションシステムで目的地を設定し、高速道路の本線に合流するとナビ連動ルート走行を開始。ナビと周囲の360度センシング情報に基づいて、ルート走行中の分岐や追い越しのための車線変更の適切なタイミングをシステムが判断し、ドライバーに提案する。ドライバーがハンドルに手を添え、スイッチ操作で承認することで、車線変更支援を開始。車線変更や追い越し、走行車線への復帰もスムースに行うことができる。

 

このプロパイロット2.0は、高速道路の本線走行中、ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて、同一車線内でのハンズオフが可能となる。

 

また、プロパイロット2.0での走行中に、ドライバーが警報に反応せずシステムが車両を緊急停止させた際、専用オペレーターに自動接続する「プロパイロット緊急停止時SOSコール」を搭載する。

 

パワーユニットは、優れた動力性能と環境性能を両立する3.5リットルV6ハイブリッドに加え、最高出力304psを発生する「3.0リットルV6ツインターボエンジン(VR30DDTT)」を新たに搭載する。7速ATとの組み合わせで、圧倒的なパフォーマンスと優れたレスポンスを両立。アクセルを踏んだ瞬間から力強い加速を発揮し、スカイライン本来の走りのダイナミズムと操る歓びを提供する。

 

また、同エンジンを専用チューンした高性能モデル「400R」もラインアップ。ターボの過給性能を極限まで高め、スカイライン史上最高となる405psという圧倒的なパフォーマンスを実現する。

 

足回りでの注目は、新搭載のインテリジェント・ダイナミックサスペンションだ。走行シーンに合わせてサスペンションの減衰力を緻密に制御し、車体の挙動を安定。スポーツ走行時の優れた操縦安定性を実現するとともに、車体の揺れを低減した快適な乗り心地も実現する。また、ダイレクトアダプティブステアリングは、ステアリングの切り始めのレスポンスを高め、ライントレース性を向上。さらに低速から中速での操舵の過敏さを軽減しながら、クルマの応答性を高め、繊細な修正舵への過敏性を抑制。気持ちのいいステアリング操作を実現する。

 

また、「ニッサンコネクトサービス」を新型スカイラインより大幅に拡充。通信によりナビの地図更新が自動で行える「OTA(Over The Air)自動地図更新」や、ナビとスマートフォンの連携によりクルマに乗る前の現在地から車を降りてからの最終目的地までのシームレスな道案内を可能にする「ドアtoドアナビ」、車内がWi-Fi環境になる「docomo In Car Connect」など、多彩なサービスを提供する。

 

エクステリアは、フロントに日産ブランドの象徴である「Vモーショングリル」を採用し、スカイラインのスポーティネスを凝縮したフロントフェイスとした。リヤには、スカイラインのアイコンである「丸目4灯リヤコンビネーションランプ」を採用。均一に光るLEDランプにより、先進的でありながらも後続車に一目でスカイラインとわかるデザインとした。

 

インテリアは、プレミアムスポーツセダンとしての機能性と質感をさらに向上。ハイブリッド車には日産国内初採用のヘッドアップディスプレイや、アドバンスドドライブアシストディスプレイなど、プロパイロット2.0専用装備を採用している。また、新色のカーマインレッドは、光の当たり具合によって鮮やかな発色と深みのある陰影のコントラストが生まれ、スポーティな走りの意志を表現する、抑揚と張りのあるエクステリアデザインを更に引き立てる。

 

…今回のマイナーチェンジで新技術をふんだんに盛り込んだスカイライン。前期モデルでの海外向け輸出仕様に当たる「インフィニティQ50」に準拠した仕様から大きくリニューアルされたといえるだろう。恐らく11代目・V35型からの高級ツアラー路線は継続する方向のようだけど、今回のマイナーチェンジが販売台数にも結び付くかは9月の正式発売までのお楽しみとしたい。

「あの車、どう?」~第275回~

今回のニューモデル紹介日記は、ダイハツの軽ハイトワゴン・新型タントを紹介したい。

 

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タントは2003年の発売以来、圧倒的な室内空間の広さと使い勝手の良さにより、スーパーハイト系という新市場を開拓。2代目では軽自動車初のピラーインドア「ミラクルオープンドア」を実現、2013年に発売した3代目では両側パワースライドドアを採用し、幅広い世代から好評を得てきた、ダイハツの基幹車種だ。

 

…第4世代となる今度の新型は、「新時代のライフパートナー」をキーワードに、すべての世代の顧客ニーズに応える、良品廉価な商品として開発。タントならではの室内空間の広さやミラクルオープンドアを最大限活かした「ミラクルウォークスルーパッケージ」を実現し、使い勝手の良さをさらに向上させた。

 

新型は2代目モデルから採用しているミラクルオープンドアを継続するとともに、運転席のスライド幅を最大540mmに拡大したことで、運転席と後席間の移動や、ピラーインドアから運転席への乗り降りの利便性を向上。さらに運転席に座ったまま後席の子どもの世話をしたり、後席の荷物を取ることが可能となった。また、半ドア時に自動でドアを全閉する「助手席イージークローザー」や、パワースライドドアが閉まりきる前にドアロックを事前に予約できる「タッチ&ゴーロック機能」、クルマに戻った時のパワースライドドア自動オープンを予約できる「ウェルカムオープン機能」など、軽自動車初となる多彩な機能を搭載した。

 

また、進化した予防安全機能「次世代スマートアシスト」を採用。従来からの「衝突警報機能」「衝突回避支援ブレーキ機能」「車線逸脱警報機能」「先行車発進お知らせ機能」「オートハイビーム」に加え、ステアリング操作をアシストする「車線逸脱抑制制御機能」、軽自動車初となる「ADB(アダプティブドライビングビーム)」、「標識認識機能(進入禁止)」を追加。「誤発進抑制機能(前方・後方)」は従来のエンジン出力抑制にブレーキ制御を付加することで、急発進を防止する。これら予防安全機能に加え、運転支援機能「スマートアシストプラス」を搭載。「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」や「LKC(レーンキープコントロール)」、「サイドビューランプ」、さらに軽自動車初となる駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト」を備える。

 

また新型は、ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」による第1弾商品となる。サスペンションや骨格の部品配置をゼロベースで再構築したプラットフォームを新開発。曲げ剛性を従来に比べ約30%向上させるとともに、ハイテン材の活用や構造合理化により、プラットフォームを含むボディ骨格全体で約40kgの軽量化を実現している。また世界初となるスプリットギヤを用いた新技術を採用した新CVT「D-CVT(デュアルモードCVT)」や、日本初となる複数回点火(マルチスパーク)の採用などで燃焼効率を向上させた大幅改良エンジンなど、パワートレーンを含め、すべての機構を一新したことで、「走る」「曲がる」「止まる」といった基本性能を大幅に向上させた。

 

…今回のモデルチェンジでDNGAを新たに取り入れた新型タント。近年は競合車種のN-BOXスペーシアに販売面で押され気味だったけど、今度の新型がどこまで巻き返しを図れるのだろうか、軽ハイトワゴンの先駆者としての維持と誇りを見せてもらいたい。

アメリカ自動車界の巨星、94年の生涯を全う

アメリカの自動車大手、フォード・モーターの社長やクライスラー*1の会長を歴任したリー・アイアコッカ氏が、2日に逝去した。享年94歳だった。

 

www.nikkei.com

フォードの販売部門で頭角を現したアイアコッカ氏は、'60年に同社の主力ブランドに当たるフォード部門のトップに就任。'64年に初代モデルが発売された中型クーペ「マスタング」の開発を指揮するなど、同社の躍進を支え、'70年には社長に就任した。

 

しかし会長だった創業家ヘンリー・フォード2世と経営方針などを巡って衝突、'78年に社長職を解任されるが、翌'79年にクライスラーの会長兼最高経営責任者(CEO)に就任。

 

当時2度の石油ショックで新車需要が大きく落ち込み、ビッグスリーの中でも規模の小さかったクライスラーは深刻な経営危機に陥っていた。そんな逆境下の中でアイアコッカ氏は就任直後に米政府から15億ドルの債務保証を取り付けるなど会社救済に剛腕を発揮し、大幅なコストの抑制も推し進めた。'92年にクライスラーを退社後も電気自動車の会社を発足させるなど常に自動車業界に関わり続けた。

 

アイアコッカ氏というと、'80年代の日米貿易摩擦を巡っては「日本が守るべきなのは自国市場ではなく米国市場だ」と主張し、円安是正や市場開放を訴える一方、フォードの社長だった頃にホンダが開発した低公害エンジン・CVCCの技術供与を受けて、自社の車種への導入を打診したというエピソードもあったといわれる。

 

アメリカの自動車業界においてかなりの強硬派だったという印象があったけど、優れた技術を積極的に取り入れようという姿勢をも兼ね備えた氏の功績は、後世に語り継がれるだろう。

*1:現在のフィアット・クライスラー・オートモビルズ