プロ野球歴代7位の通算2477安打を誇る中日ドラゴンズの立浪和義内野手(40)が30日、今季限りで現役を引退すると発表した。ナゴヤドームで記者会見した同選手は「自分の理想は打って走って守る。今は打つだけで、守りと走りが衰えてきた」と語り、「そろそろ潮時かな」と自覚したという。
立浪は大阪・PL学園高からドラフト1位で1988年に中日に入団。1年目から開幕戦に「2番・遊撃」で先発出場するなど、卓越した野球センスを発揮。同年のセ・リーグ新人王に輝き、その後長年にわたりチームの主軸として活躍した。
2003年7月5日の読売戦(東京ドーム)で通算2000安打を達成。08年9月16日の阪神戦(ナゴヤドーム)では史上7人目の通算2500試合出場を果たし、22年目の今季は73試合に出場。通算では2582試合に出場し、打率2割8分4厘、171本塁打、1036打点。二塁打の通算486本はプロ野球記録となっている。
引退後については「何も決まっていない」と話し、クライマックスシリーズ(CS)が控えているだけに「CSモードに切り替え、最後までやり遂げるのが目標」と完全燃焼に意欲を示した。…22年ドラゴンズ一筋で活躍してきた立浪選手、クライマックスシリーズを勝ち進み、日本シリーズ制覇というカタチで最後の花道を飾って欲しいところだ。
