改装工事が進む関西最大のターミナル、JR大阪駅。JR西日本が新たに建設中の駅ビルには、電気自動車(EV)やハイブリッドカーなどエコカー専用のタクシー乗り場が設けられる。ターミナル駅に専用のタクシー乗り場が併設されるのは国内で初めて。
関係者によると、タクシー乗り場は、ビルの開業に合わせ5月から運用を開始。駅北側に建設中の「ノースゲートビルディング」2階に設けられ、数十台が停車できるようにするという。
EVは二酸化炭素(CO2)などを排出しないため、環境負荷が低いとされる。関西には動力源の電池の製造拠点が多く、府は産業振興の一環としてEVタクシー事業を支援している。今月15日には、国や事業者と共同でEVタクシー50台を導入し、試験的運行を始めた。
国や府が補助制度を設けて普及支援しているものの、導入・維持コストは高く、府内のEVタクシーは今月導入した50台にとどまる。
…しかし、ハイブリッドカーのタクシーは全国各地で見かけるようになったことから、他の都市にも同様のタクシー乗り場が設置されるようになるのも決して遅くは無いはず。
