正臣のガレーヂ日記

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東京都知事選挙、いよいよ告示

東京都知事選には10人が立候補を届け出た。3期12年に及ぶ石原慎太郎氏(78)の都政に対する評価に加え、高齢多選について有権者がどのような判断を示すかが注目される。さらに、東日本大震災が都民の生活にも影響を及ぼす中、防災対策をどのように訴えるかも争点として急浮上している。

居酒屋チェーン、ワタミ創業者の渡辺美樹氏(51)は企業経営の手腕を強調し、「中小零細ベンチャーの育成などで経済を立て直し、東京から日本を元気にする」と主張する。都議会民主が支援する。

「引退」を翻し4選を目指した理由について石原氏は「東京が崩れたら日本が崩れてしまう」と都政が安定することの重要性を強調。高齢多選批判には、あえて反論していない。今回も自民、公明両党の支援を受ける。

発明家のドクター・中松氏(82)は「必ず起きる次の大震災にどう対処できるのかが最大の争点」と訴える。 告示直前に出馬表明した東国原英夫氏(53)は宮崎県知事1期の経験を踏まえ、「首都圏の活力が地方をけん引する」と、首都圏広域連合化による地方分権の推進を唱える。

共産党推薦の前参院議員、小池晃氏(50)は「石原知事による福祉切り捨ての都政も、防災を都民任せで後退させてきた都政も、命を軽んじる点で根っこは同じ」と批判する。

…今期を自身の「政治家生命の集大成」と意気込む現職の石原氏ではあるけど、これまでの3期12年間の都政においてディーゼル車の排気ガス規制や新銀行東京、最近では改定青少年育成条例など全国的にも様々な物議を呼んできた。そんな石原氏に渡辺氏や東国原氏ら対立候補が、如何に有権者の支持を集められるかが選挙の焦点となる。