正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」〜第168回〜

今回のニューモデル紹介日記は、スズキの主力軽乗用車・新型ワゴンRを紹介したい。

5代目となる今度の新型では、軽自動車初となる先進的な低燃費化技術「エネチャージ」「新アイドリングストップシステム」「エコクール」を全車に採用。軽ワゴントップとなるリッター28.8km(JC08モード、NAエンジン・2WD車)の優れた低燃費を実現した。

エネチャージは、既存のアイドリングストップ車専用の鉛バッテリーに加え、高効率なリチウムイオンバッテリーと高効率・高出カのオルタネーターを併用した、スズキ独自の減速エネルギー回生機構システム。新アイドリングストップシステムでは、停止前の減速時、アクセルを離したときから燃料をカットし、さらにブレーキを踏んで13km/h以下になると自動でエンジンを停止する。エコクールは、アイドリングストップ中、エアコンが停止し送風状態になった時、蓄冷材を通した冷風を室内に送ることで車室内の温度上昇を抑制するという。

また、最大70kgにも及ぶ車体の軽量化で、軽ワゴンとしては最軽量となる780kg(ワゴンR FX 2WD車)を実現したほか、パワートレインの高効率化、各部の摩擦抵抗低減など、基礎技術を徹底して追求。新世代R06A型エンジンと改良型CVTの組み合わせ、「エネチャージ」の採用や車体の軽量化などにより、軽やかな加速とキビキビとした走りを実現した。

パッケージングでは、ロングホイールベースの新プラットフォームを採用し、室内長、前後乗員間距離を拡大。広々とした室内空間を実現した。スタイリングでは、一目でワゴンRと分かる、力強く上質に進化したデザインとした。

装備面では、簡単で多彩なシートアレンジを継承。収納スペースは収納力と使いやすさを追求。全車にフルオートエアコンや、エコ運転を支援する「エコドライブアシスト照明」「エコスコア」を標準装備した。

…平成5年の初代モデル発売以来、スズキのベストセラーとして磐石の地位を君臨するワゴンR。「スズキ クリーンテクノロジー」第1弾となる今度の新型は一見すると「従来モデルのマイナーチェンジか?」というほど変わっていないように見えるけど、最近勢力を伸ばしているムーヴやN BOXを迎え撃つべく、その中身は見た目以上に大きく進化しているといっても過言では無さそう。