正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」〜第169回〜

今回のニューモデル紹介日記は、日産のコンパクトセダン・新型ラティオを紹介したい。

ラティオは、平成14年10月に初代モデルが『ティーダ ラティオ』として日本市場に投入されており、丸8年ぶりの全面改良となった。改良を機に車名はラティオとなり、生産拠点もこれまでの国内*1からマーチと同じタイ工場に切り替わった。

排気量1.2リッターながら、従来モデルと同程度の加速ができる「ダウンサイジングエンジン」を採用。新開発のCVT(無段変速機)も搭載し、クラストップレベルとなるリッター22.6km(JC08モード)の燃費を達成した。

またエンジンや足回り部品などの部品を軽くし、全体で約70kgの軽量化を実現した。

ティーダは中国では『サニー』、北米では『バーサ』といった具合に地域で異なる車名を使い、すでに世界160か国・地域で販売されている。生産は日本向けの拠点であるタイをはじめ、中国、メキシコ、インドの4か国となっており、開発責任者の都築邦康チーフ・プロダクト・スペシャリストによると、日産では「年産40万台以上のグローバル・エントリーセダン」との位置付けとなっている。

…先月発売されたノートでは国内生産を維持した一方で、新型ラティオがタイでの現地生産に移行したのには、東南アジア圏などのほうが小型クラスでもセダンの需要が根強いことを見越してのようだ。しかしクラスを超えた上級指向の内外装で好評だった先代モデルとは対照的に、ノートと近い価格設定のベーシックセダンに回帰して発売される新型に勝算はあるかは未知数だ。

*1:神奈川県横須賀市の追浜工場