正臣のガレーヂ日記

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国民に向けて伝えたかったメッセージ

生前退位の意向を持たれている天皇陛下は、象徴としての務めに関するお気持ちをビデオメッセージで表明した。

mainichi.jp

 

 「即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。」…11分のメッセージを詰まることなく読み上げ、「私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。」というお言葉からも、いち個人としてのお気持ちを国民に伝えた天皇陛下。82歳という年齢を考えると、公務を進めて行く上での心身の衰えは避けられないし、万が一体調を大きく崩した際に、国民生活に及ぶ影響を懸念していることにも言及したのが大きかった。

 

確かに昭和天皇が容体悪化から崩御された時、日本がバブル景気の真っただ中にあった中でも1年近くの間、国内全体が自粛ムードに覆われただけに、自らの終焉の時に社会を停滞させられないという想いがあってのことだろう。また、「象徴天皇の務めが常に途切れることなく安定的に続くことを念じる」とも述べられ、これからも皇室がどのような時にも国民とともにあることを伝えた。

 

天皇陛下のお気持ちを伝えたビデオメッセージを観ていて、天皇陛下の年齢を考えると心身の衰えは避けられないだけに、国民一人一人が陛下のお気持ちを心して受けとめる必要があると思うとともに、僕も一人の日本国民としてそのお言葉を心して受け止めたく思う。