今回のニューモデル紹介日記は、三菱の小型クロスオーバーSUV・新型RVRを紹介したい。
RVRはシャリオの兄弟モデルとして平成3年〜15年にかけて2世代にわたって発売され、今回7年ぶりに復活した新型は、低燃費性能を持ちながらSUVならではの見晴らしの良いアイポイントによる運転のし易さ、軽量でコンパクトなボディによる取り回し易さが特徴。日常の生活からレジャーまで、幅広い用途に対応するスペースユーティリティを確保した。
パワートレインは、1.8リットル「MIVEC」DOHC・16バルブエンジンと、「INVECS-III」6速スポーツモードCVTを組み合わせた。減速エネルギー回生システム(高効率発電制御)や電動パワーステアリング、空力性能の向上をはじめとする細部にわたる低燃費化技術の採用で、2005年基準排出ガス75％低減レベル、2010年度燃費基準＋15％を達成し、全車がエコカー減税(50%軽減)に適合した。
また、夜間走行時に安全運転をサポートする大光量でワイドな配光の「スーパーワイドHIDヘッドライト」や、昼間は開放感を、夜間はムーディな室内空間を演出する、「パノラマガラスルーフ*1」、スマートなエンジン始動を実現する「エンジンスイッチ」を新たに採用した。
インテリアはブラック基調の室内に手触りの良いソフトパッドや、シルバー・メッキ装飾をあしらった。
さらに、地上デジタルテレビチューナー（フルセグ）を備えたHDDナビゲーションシステム、携帯音楽プレーヤーの接続をはじめ、USB/Bluetoothなどによる外部機器との接続通信ができる「Link System」も設定した。
…ギャランフォルティスとプラットフォームを共用して、7年ぶりに復活した新型RVR。車格が前後する競合車種にはRAV4やデュアリス、CR-Vなどが待ち構えるけど、ミニバンベースのショートワゴンからクロスオーバーSUVに変貌を遂げて新たなスタートを切った格好といえる。
*1:LEDイルミネーション付
