正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

「あの車、どう?」〜第132回〜

今回のニューモデル紹介日記は、ホンダの新型ハイブリッドクーペ・CR-Zを紹介したい。

平成12年に発売された初代インサイトを思わせるリアに緩やかな傾斜のバックドアを備えた2+2のクーペスタイルのボディは、全幅こそ1740mmと3ナンバーだが、全長は4080mmと、昨年発売された2代目『インサイト』より210mmも短く、ホイールベースも115mm切り詰められるなど、スポーティモデルらしいディメンションとなっているのが大きな特徴となっている。

それらにも増してスポーティな性格付けが明確に表れているのは車両重量で、6速マニュアルミッション車が1130kg、CVT*1車でも1160kg。2代目インサイトより軽いばかりか、普通車のハイブリッドカーとしては、オールアルミボディ、2シーターの初代インサイトに次ぐ史上2番目の軽量ボディだ。

ホンダの開発部門にあたる本田技術研究所の関係者によると「軽さはスポーティカーにとって、とてもポジティブな要素です。CR-Zはワイドトレッド*2もかなり広げられていますので、軽い車重との相乗効果でかなりスポーティな感覚を楽しめると思います」とのこと。

ハイブリッドカー向けに専用チューニングが施され、6速マニュアル版で114ps、CVT版で113psを発生する直4・1.5リッターエンジンに14ps/8.0kgmという小型モーターを組み合わせたパワートレインを持つ。スペックこそ控えめだが、特にマニュアル車の場合、パラレル式ハイブリッド(エンジンの出力軸より後にこのモーター兼発電機を置く方式)はスペックのわりにパンチのある加速感を楽しめるという特質を持っているという。

…以前から市販化の噂が絶えなかったけど、今回のCR-Z発売によりホンダのハイブリッドカーのラインアップの幅が広がる上に、これまでのハイブリッドカーには無かったスポーティークーペということからも、大きな注目が集まることは確実視される。

*1:無段変速機

*2:左右輪の距離