YouTubeでこんな映像を発見した。
まずは昭和54年に放送されたブリヂストンの「スーパーフィラー・ラジアル」のCMだ。
これまで「乗り心地が固い」というイメージの強かったラジアルタイヤがビードフィラーの改良により、乗り心地が改善されたことを紹介するという内容で、「スーパーフィラー」の商品名にちなんでスーパーマンが登場していることもミソといえる。
一方こちらは、同じ昭和54年に放送された横浜ゴムの「G.T.SPECIAL」のCM。
その内容としてはブリヂストンのCMと同じくビードフィラーの改良により、乗り心地が改善されたことを紹介しているけど、フォード・マスタングとヘリコプターの無線のやり取りに合わせた山田康雄さんのナレーションが絶妙な1本。
…両社とも'80年代中頃にブランドマークを変更して久しいけど、「ポテンザ」や「アドバン」といった国産スポーツタイヤが発売され始めたのがちょうどこの頃だったことから、国産タイヤの性能がミシュランをはじめとする欧米メーカーと肩を並べる過渡期を知る上で、これらのCMにはそんな歴史的な価値があるように思える。